mixiは一夜にして300万人のパブリック・ジャーナリストを得た
mixiにポータルサイト的な機能などが多々付加されました。画面の横幅が広がって使いにくいとか、そんな不満が沢山出てますけども、そういうことはどうでも良いのですよ。
mixiにニュースが提供されるようになって、そのニュースをmixi日記で言及すると、関連日記として表示されます。各ユーザーの日記までもが、そのニュースの関連記事として扱われるような見え方。
つまり、原稿料を支払うことなく、パブリック・ジャーナリストを300万人獲得してしまった。という事になりますかね。すごい!ホリエモンにぜひ伝えてあげたい。
また、日記に多く取り上げられたニュースをランキング形式で発表するという機能まで付加されました。
そのような、関心度の高いニュースがランキングされるというのは、「お父さんのためのワイドショー講座」の逆引きバージョンとも言えますかね。マスコミが押し付けてくる話題ではなく、末端ユーザーの真の関心事がそこに現れます。
ここから得られるデータは、世論形成とその操作にも応用できそうですね。
ブロガー同士のトラックバックという、離れ小島を海中ケーブルでつなぐような弱々しいものではなく、中央管制でズドーンと可視化されるわけです。
と考えると、
Heartlogic:久しぶりのmixi新機能がニュース+横幅増加とはに書かれている、
もう2年続くサービスなのに、十分なアーカイブ機能がない。フローばっかでストックが作りにくい。コミュニティの過去ログを踏まえずに何度も同じ議論が行われたり、あっちのコミュで起きた議論がこっちのコミュでも起きたりと、「知の流通」という観点でいえばどえらく無駄なことをしている
という状態も当然のように思えます。周到に練ってその状態を維持しているともいうか。
当初からユーザー数拡大の方向を目指していたので、いずれ悪貨が良貨を駆逐するというのは見えてたと思います。で、せっかく集めた愚民ですから、愚民のまま飼い馴らさない手はないです。
「知の流通」なんて要らんのです。アーカイヴ内の特定データへのアクセスが容易になれば、それだけ他者と交流する機会が減るわけです。
『フローばっかでストックが作りにくい』というのは、いまやフローの方が収益構造に深く関わっているから、その仕様から動かせないと見るのが正解なのかもしれません。交流の質の良し悪しは不問。
事あるごとにアクティブユーザー数やページビューの多さをアピールしていますから、最大の売り口上がそれなのでしょうね。
通常、会員制サイトというのは負荷(つまり経費)を最小限に抑えるものですが、むしろその負荷の原因である「積極交流」をウェルカムだと言う時点で、まったく新しい別の方向を見ているのだと思います。もしくはどこか致命的に失敗しているか。
最新WebサービスAPIエクスプロ-ラ ~Amazon、はてな、Google、Yahoo! 4大Webサービス完全攻略
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年2月 9日 03:24
» mixiがはてなと似てきたなと。 from ミズタマのチチ: ピヨピヨ
mixiにニュースが提供されるなど、ポータルっぽくなりました。
昨夜遅くアクセスしたら、急に横幅が広くなったもんだから、ナニゴトカ?と思った次第。
さ… [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年2月10日 01:23
» はてなやmixiから妄想する、コミュニティを統治する新しい方法 from Heartlogic
この話の続き。久しぶりのmixi新機能がニュース機能だったのを見て、mixiには… [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年2月22日 19:42