ブロガーにとってのポッドキャスティングとは何なのか?
06年02月14日付「ブログ断筆マラソンのお知らせ」にて、42.195日のあいだ、ポッドキャスト以外のエントリーを断筆する旨宣言しましたが、哲学的にはひとつの帰結を見ましたので、ここで断筆を解くことをご報告いたします。
単なる断筆ではなく、ポッドキャストのみは続けたという点で、大いに実りあるものだったように思います。
結論から言うと「ポッドキャストとはIDをIPに乗せることだ」というのが今日現在の認識です。ちょっと意味がおかしいかもしれないですが、語呂的に良いのでそういうことにしておきます。
例えば、僕とネタフルのコグレさんとは元同僚でして、ネタフルというブログが生まれる以前からの知り合いです。
「有名ブロガーになってからの彼」と知り合った方々にとっては、恐らく「ネタフルのコグレマサト」という認識なのではないかと思います。が、僕のなかでは「コグレマサトのネタフル」という順列になっています。
しかし本当に彼があのブログを書いているかどうか証明できるかというと難しいですね。文体以外に当人かどうか推測する手段が無い。もしかするとゴーストライターが10人くらいいるのかもしれない。いやまあ、そんなことは無いでしょうけどね。
で、話は変わって、FPNの徳力さんと初めてお会いしたのはmixiのオフ会だったのですが、ブログに載ってる写真の顔と同じだったので、「あ、あの人じゃん」と気付いてこちらから声をかけてみました。当人の写真かどうかも分からない状況ですが、おそらく当人だと推定してました。
また話は変わりますが、成り行きでGoing My WayのKengoさんにスカイプコールしました。(スカイプとUSBカメラとヘッドセット参照)
まったく面識ないのですが、ヘッドフォンから聞こえる声はまぎれもなくKengoさんなのだと実感できました。
なぜなら彼のポッドキャストと全く同じ声だったから。
という諸々を踏まえて、じゃあポッドキャストって何だよ?と問われれば、少なくともブロガーがブログ上でテキスト以外のエントリーとして配信する分には「存在証明」そのものなのではないかという結論です。
もちろん無声の自作CGとか、自作インスト曲なんてのを配信するぶんには存在証明ではないと思います。
ユニークな声紋で、ユニークな容姿で記録した音声や映像を配信するという場合に限ります。
まあ、顔は整形で変えられますけどね。声紋に関しては限りなくユニークですよね。
Kengoさんのお顔は拝見したことが無いのですけども、声は明らかにKengoさんだったと言うしかありません。コグレマサトが10人いるかもしれないという疑惑や、本物の徳力さんはあんなに顔が長くないかもしれないという疑惑は生じません。(多々失礼ご容赦下さいw)
言い換えると、ポッドキャストで自声を配信するというのは、テキストのみでブログを配信するほどの匿名性は得られないということになりますね。
責任感も変わりますし、訴える力も大きく変わると思います。
あなたのブログが真に信頼できるメディアとなるには、ポッドキャストの併用が不可欠になるかもしれませんね。
<余談>
検索エンジンが早急に音声解析に対応してくれるよう願って止みません。
</余談>
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年3月17日 06:32