ブロガー(素人)とジャーナリスト(プロ)の比較するか!?
ロケットブームはiMovieで制作されていた!というエントリーにて、二夜連続のNHKスペシャル放送記念日特集について触れましたが、二夜目の「徹底討論 テレビは誰のものか」を見た感想を書きます。
ブロガー(素人)とジャーナリスト(プロ)を同じ土俵に上げて、取材能力の優劣を比較するようなVTRを流すなんて、あからさまに論点すり替えようとしてると思うんですが・・・(それ自体は一夜目の放送分の再編集VTRだったり。)
そうやってインターネットを貶めるような手口をどこかで読んだような・・・
そもそも、「テレビ」と「インターネット」の定義が漠然としたまま、3時間ひたすら突っ走っていく討論会って・・・
あるパネラーが「インターネット」と言えばそれはIT技術であったり、別の人にはブログであったり、また他の人にはアマチュアという意味であったり、通信手段のひとつを指していたり、定義の曖昧さのバトルロイヤルみたいなものでした。
ひょっとして視聴者を混乱させようとしてるのかとすら思えました。
せめて配信インフラとコンテンツ制作の切り分けくらいはしてほしいものです。基本でしょそんなの。実際にはすごくシンプルな問題です。
なぜ「ジャーナリズム」などという言葉が飛び交うのかまったく意味不明。ジャーナリストなんて制作機能の一部なんだから、成果物を電波に乗せようがWWWに乗せようが同じことじゃん。
まともな感覚で発言されてると思えるのは、たったお二方だけでした。(と映りました)
てゆうか、軒並みIT社長さんに出演を断られたという時点で、もう答えは出てますよね。どっちが勝ってるとかいう見方ではなくてね。
解りやすすぎて、論ずる価値もないことだと言うわけですよ。
だいたい「放送と通信」の二つを並べた奴は誰ですか、責任とりなさい。
以下、関連記事。
●HDTVからiPodまで、あらゆる経路で各端末に配信できる時代
●放送と通信の融合について
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年3月23日 08:57