KYOSUKE HIMURO CAPTURED CLIPS 1988~2006<初回限定盤>
BOφWY解散後から現在に至るまでの、氷室京介、ソロワーク完全網羅のPV集DVDということで以前に紹介したDVD「KYOSUKE HIMURO CAPTURED CLIPS 1988~2006<初回限定盤>」を購入しました。
KYOSUKE HIMURO CAPTURED CLIPS 1988~2006<初回限定盤>
「CAPTURED CLIPS」というタイトルに覚えのある方も多いかと思います。90年代に発売されたビデオクリップ集(VHS/LD)のタイトルです。その名を冠しているということで、内容のほうも同じような見せ方になっています。見た瞬間にあの頃へトリップできました。
で、ぶっちゃけ最近のヒムロックはよく分からんのですが、全盛期のファンにとって最も嬉しいのは初回限定ボーナストラックではないでしょうか。「Virgin Beat」のクレーンの上に立つ氷室京介と、TBSの番組ED「Good Luck My Love」(3タイプ)の2曲。どちらも正式なビデオクリップとしては制作されていないですし、パッケージソフトには初収録の映像ですから非常に貴重です。
ちなみにDVDメニュー画面にて流れるBGMは「LOVER’S DAY~double happiness~」収録の「Lover's Day」です。「ああ、分かってるな」という通好みな選曲です。なにしろ「CAPTURED CLIPS」ですからね。
また、「KISS ME」でのアーティスト当人の見せ方、演出法は素晴らしいですね。ステージの上でこそ映える存在であることを、ライヴ以外で印象づけたというのは特筆に値します。そのあとのシングル「VIRGIN BEAT」ではステージどころではなく、孤高の求道者として、もはやクレーンのてっぺんに乗るしかなかったという理由も分かります。人気の頂点でもありましたし。
余談ですが、僕が学生時代にシナリオの授業で提出した作品は、「ANGEL」のビデオクリップからヒントを得た、トランスベスタイトの耽美なストーリーでした。おかげさまでその年の最優秀シナリオに選出されました。
そんなこんなで、ビジュアル系の祖として、氷室京介が果敢に挑んだビデオクリップという分野は、僕のような映像作家にも確実に色濃く影響を残しているわけです。特に80年代後半から90年代初頭にかけては、日本のビデオクリップを語る上で欠かせない存在ですね。
などなど、色んな歴史や想いが詰まっているビデオ集なので、当時もしくは現在もファンの方は買って損は無いですし、資料としても観ておくべきではないかと思います。
「KYOSUKE HIMURO CAPTURED CLIPS 1988~2006<初回限定盤>」を購入しました。
KYOSUKE HIMURO CAPTURED CLIPS 1988~2006<初回限定盤>
もちろんBOOWYのビデオクリップについても「わがままジュリエット」「マリオネット」「季節が君だけを変える」など、邦楽史上はずすことの出来ない重要な作品がありますので、未見の方は合わせてどうぞ。
SINGLES OF BOOWY
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年4月25日 19:51