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森村献インタビュー記事でアップル製品の良さを再認識

河合奈保子のピアノ作品『nahoko 音』のプロデューサー森村献 氏のインタビュー記事を読み、そのワークフローのほとんど全てがApple製品のみで完結しているという事を知りました。

河合奈保子、GarageBandで録音のアルバム「nahoko 音」というのを紹介いたしましたが、この作品について、プロデューサーの森村献 氏へのインタビュー記事が、Appleのサイトに掲載されていました。

アップル — 河合奈保子『nahoko 音』プロデューサー、森村献インタビュー

このインタビュー記事によると、ワークフローは以下のようなシンプルな流れになっています。

  1. GarageBandにてMIDIレコーディング
  2. Logic Proにて修正
  3. KORG OASYSにてシーケンスを再生

レコーディングはリアル音源ではなく、MIDIだったのですね。なるほど、それなら「頭の中に自然に湧きあがる旋律」を思い付くままに演奏したとしても、後からの修正も容易です。あとはMIDI音源ゆえのデジタルっぽさを、OASYSの優れた音源にて回避したというわけです。

そして、それよりも特筆すべき点は、GarageBandにてインスピレーションを損なうことなくMIDI録音できたということですね。GarageBandのプロジェクトファイルは上位ソフトであるLogic Proと互換性があります。細かな調整はそちらの方でしっかりと行えます。気軽にGarageBandでレコーディングしたものが、ほとんどそのままポストプロダクションにも活かせるのです。

また、CD販売ではなく、iTMSのみでの発表という点に関して、以下のようにも仰ってます。

まず、この作品が誕生するきっかけとなったのがMac、GarageBandといったアップルのソリューションだったという事があります。さらに河合さんは現在海外にお住まいで、私は日本で一連の作業を行ったのですが、その作業の進捗の確認などにiChatや.macのiDiskなども大いに役立ちました。そんな背景からiTunes Music Storeを発表の場に選んだのは当然の流れでしょう。

スゴイ!!
離れた人々同士でも、Macを利用していれば音楽制作にまつわる全ての作業を行えてしまうのです。制作から発表までが全てAppleのみで完結している!!しかも、これといった難しいことは何もなく、コンシューマーにも提供されているサービスやアプリケーションだけで済んでしまうのです。

改めてAppleとMacの素晴らしさを実感しました。

僕も音楽制作に際しては、まずはインスピレーションを妨げないGarageBandでドラフトをちゃっちゃと作っておいて、気が向いたらLogic Proで開いて作り込んでいくというスタイルが馴染んでいます。「GarageBandフォルダ」には音楽的なメモが沢山。そのなかから「Logicフォルダ」に移動して作業してます。

本当に良いですよ。例え音楽制作の趣味なんてなくとも、いや、むしろ音楽制作をやったこと無いという人にこそGarageBandは薦めたい。GarageBandを使わない人生なんて大損してる!と、心の底から思います。

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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年5月 6日 20:54

» 10分以内に作曲するよ、ガレージバンド使って from Web 2.0 webdog
どんなに音楽の才能が無い人でも、まったく楽器の弾けない人でも、Garage Bandなら簡単に作曲。 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年5月14日 03:50

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