ウェブログからライフログへ
「そのうち、わたしの私生活がアートになるわ」とブリトニー・スピアーズが語ったそうです。
これは世界的な大スターに限ったことではなく、我々庶民もブログやmixi日記を書いたり、ポッドキャストしたり、Flickrに写真を載せたりで既に実現していますね。アートかどうかはともかく、エンタメに準ずる性格は強く持っています。
さて「[mi]みたいもん!: 行動をログ化することで見えてくるもの。」
ブログの肝というは実は内容のことではないと思っています。内容はもちろん大事なんですが、それよりも大事なのがログ化されるということ、そちらの方が何倍も大事
ライフスライスに携わった、いしたにさんの言葉だけにとても重みがあります。
ウェブログとその周辺のWeb 2.0的な要素によって、人生のログ化が容易になっています。
美味いものばかり食ってるブログや、おかしな夫婦生活を綴ったブログなど、我々がエンタメとして読んでいるような人気ブログも、書いてる当人にとっては人生のログです。
前のエントリー「ポッドキャストはラジオの代わりにはならない」にてライフログと書いたのはまさにそういうことです。テキストのログだけでなく、写真、動画、音声などで補完していけば、より完全な形に近付くでしょう。
その観点で考えると、我々個人レベルでのポッドキャスティングは、安直にテレビやラジオのようなものを目指すよりも、生活の一部を切り取ったビデオ日記のようなものや、考えている事を記録したボイスメモなどの方がより意義があると思えます。
また、いしたにさんは以下のようにも書いています。
ブログなんか毎日やらなくてもいいんだよとはまあ私も言うんですけど、やっぱり毎日やらないとこのログ化の恩恵というのは受けられません
まさにその通りです。
毎日などと言わず、どこまで単位時間を小さくできるか、そして1単位時間あたりの記録密度をどこまで掘り下げられるか、これがライフログの肝だと思います。
広く共有/公開するためのブログ(出版物に準ずるもの)であれば、情報や考えをある程度の時間をかけてまとめた方が良いとは思います。しかし、文字通り「ログ」としてのブログにとってはそれは無意味です。むしろ、今まさに受け取った情報、今現在の思考を記録した方が、ログとしては重要です。
記録してもしなくても、どうせ結果に至るのですから、どんどんプロセスを記録した方が面白いでしょう。
それを外にアウトプットしていくことで、他者がヒントや答えをくれるという事も大いにあり得ます。(おや?それが徳力メソッドか)
などなど、全くまとまらないまま、徳力メソッド的に締めてしまいますw
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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年6月13日 03:08