赤坂御用地に上空から侵入した武勇伝
テレビ番組収録中、パラシュートで神宮球場に降りるはずが、風に流され赤坂御用地に降りてしまったというニュースがあった。
まず真っ先に思うのは「それを報道させるな」ということだ。
本土上空にやすやすと敵機侵入を許すのは先の大戦以来の伝統ではあるが、この事件の報道を許すということは国防上一利も無い。
民間人を装ってパラシュートで降下すれば射殺されないという生温さを証明してしまったわけで、これがもし某国工作員などであれば着陸後に射殺されていたのはどちら側かというのは言うまでもない。しかも御所から200mという、ものの数十秒で走り切れる距離に降下を許したというのである。
御用地周辺は警察官が常時厳重な警備にあたっているものの、上空どころか周辺の高い建物からの視線については全くの無防備だ。テロリストのGoogle Map利用を危惧する国も多いというのに、性善説に頼り切った警備の方針で良いものだろうか。
これがこの国の安全意識の実態なのか、それとも政府の宮家への態度の現れか。いずれにせよ今回の事件で露呈した事実が、大事につながらないことを願いたい。
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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年7月 3日 07:39