地方出身者が考える東京地図
『ライブハウス武道館へようこそ』といえばBOφWY時代の氷室京介の名言中の名言。初の武道館GIGで放った言葉で、ベストアルバム「THIS BOφWY」などに収録の「IMAGE DOWN」で聴けます。
正しくは、
ライブハウス武道館へようこそ
ライブハウス武道館へようこそ
ここは東京だぜ
と言っています。
この最後の『ここは東京だぜ』が謎ですね。「だからなに?」と思ってしまう。実は名言というより迷言のほうが多いヒムロック。
地域ネタでいうと、ソロ転向後にも変な台詞があります。これは友人から聞いたのですが、アンコール終了後に
『サンキュー東京!』
と連発したらしいのです。
これだけ聞くと何もおかしくはないのですが、この台詞を放った地は横浜アリーナ!
東京じゃねーしwww
神戸のことを大阪と呼ぶようなものですね。
でもこのへんに地方出身者の東京観がよく現れていて、田舎者の僕からすると東京というのは実に広い。
最近は都内在住なのでそうも思わないですが、昔は関東圏全域が東京みたいなものだと考えていました。
横浜なんて確実に東京だし、もちろん川崎もそうです。船橋も大宮も東京に入ります。浦安のネズミが東京を詐称しなくても、その辺一帯は東京です。湘南だって伊豆だって東京ですよ。
下手すると群馬や茨城なんてのも東京の範囲内ですね。山梨なんかも片足入りかけてる。頭文字Dなんて東京が舞台の話です。
ところが実際に東京に住んでみると、首都機能とカルチャーとしての東京がいかに小さいものか判明するわけです。山手線の内側でレッドゾーンを省いた範囲内という感じでしょうか。
そう定義してしまうと、やっぱり僕は東京には住んでない事になってしまうわけですが(笑)
和光在住の友達がミクシィ日記で『和光は都内です』と書いていました。成増まで自転車ですぐ行けるから。確かに和光は成増と言ってもいいかもしれない。
じゃあ成増が東京なのかというと、僕はずっと埼玉県だと思っていたくらいで、あれが板橋区なのだと知ったとき軽くショックを受けました(笑)赤羽なんかももちろん埼玉なわけです。池袋も埼玉でいいんじゃないかというくらい。
尼崎の市外局番は「06」だから大阪なのか?とか、舞鶴は京都じゃないとか、河内は大阪とは別物だとか、奈良や和歌山はまだしも三重県は関西に入れていいものか、という事情ともよく似ていますね。
僕の大阪認識では泉州や河内は大阪ではないし、むしろ神戸や京都のほうが大阪に近いというか、いわゆる三都だけが関西として映る面もありますね。それでも河内ラヴですけどね。実在の「モートルの貞」がいるしね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年7月23日 12:58