若者殺しの時代
クリスマスが恋人たちのものになったのは1983年からだ
80年代から急速に、時代が軽薄さを増していく様が筆者の体験談と共に綴られています。
あくまで筆者の一人称な世界観なので「女子大生ブーム」とか「夕やけニャンニャン」とか、その辺りのことがごっそり抜け落ちてる感じもしますが、案外それは後処理みたいなものでしかなかったんだと考える事で納得できました。
バブル世代の人達のあれやこれやを垂れ流しテレビで洗脳され、そんなヤリ放題な自分の将来を夢に描いた小中学生の僕としては、ちょうど大学に入ったあたりでモツ鍋ブームという不況のズンドコだったりして、かなり貧乏クジ引かされちゃったなという想いもなきにしもあらずです。
それで、ベルボトム履いてフォークギターかついで青春18切符で旅に出て意味不明な曲を弾き語るという仲間にばかり恵まれつつ、社会に出てからはひっそりと心のなかで「スティーブ・ジョブズ!スティーブ・ジョブズ!」とシュプレヒコールを繰り返しつつ今に至るわけです。
ああ、ぜんぜん書評になってませんね。まあいいです。そんな感じのことを思わずにいられないバージン・ブルーです。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年9月18日 23:46