初音ミクでわかったソフトの売り方
初音ミクのブレイクに思う、これからのクリエイティブツールの販促
さて、初音ミクが流行っているわけです。
初音ミクというのはヤマハが開発した音声合成技術「Vocaloid」を利用したソフトウェアなんですけども、簡単に言うとコンピュータに歌わせるものですね。
この「Vocaloid」製品は数年前から販売されてたのですが、ニコニコ動画のおかげでようやく今頃になってブレイクしているというわけです。
似たようなところでは、ディレイラマというボーカル音声プラグインも、リリースから数年を経てYouTubeにて再ブレイクを果たしました。
これらは発表の場があってこそ活かされる類いのソフトですから、こういった動向はクリエイティブツールのマーケティングにも影響を与えるんじゃないでしょうか。
製品パッケージをただ売るだけでなく、既存の人気SNSや動画投稿サイトなどのコミュニティとも密に絡めたものだと良いかもしれません。ビデオ編集ソフトやデジカメなどでは既にYouTubeにアップロードできるものが発売されています。
過去には、自社でコミュニティを立ち上げて盛り上がらずに終わるというのはいくつもありましたから、既存の盛り上がってるサービスとマッシュアップするのが大事ですね。ただ、そのコミュニティのユーザーにウケる製品であることが大前提になってしまいますけど。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2007年10月12日 00:05