今まさにメシ食ってる店が突然ロケ現場になり自分だけ部外者でドッキリかと思った件
昨日はね、すっごく遅い昼食だったんですよ。17時くらい。
うまいハンバーガーが食いたくて、easeのTHE GREAT BURGERに行ったんですよ。
昼間はいつも満席になる人気店だけど、17時頃に行ってみたら他にお客いないのね。僕一人だけなんですよ。
『お好きな席へどうぞ』なんて言われてね。どうせ一人だから一番大きな席に座ってみたわけですよ。そしたら、店員さん同士の『給料日前だと客が少ないよね』みたいな話が聞こえてくるわけ。だったら今日は一人でのんびりゆっくり過ごしちゃおうかなと思うじゃない?
ところがそうはいかないのよ。
フライドエッグ入りチーズバーガーを半分くらい食べたとき、照明機材とかトライポッドとか抱えた男性の方々が何人もお店に入り込んで来て、入り口にはめっちゃ美人のお姉さんが何人か立ってるの。『おじゃましま〜す』とか言って。
なんですか?と思ってたら、手際良く照明がセッティングされて、美人のお姉さん(モデルさんだな)がポーズとったりなんかしちゃったりなんかして。
裏原じゃ毎日なにかロケやってるから馴れてるつもりではいたけど、さすがに昨日のはビビったね。だって店内には、素人のお客は僕一人なんですよ。他は撮影クルーとモデルさんだよ?
しかも店員からは何の説明もないの。それをとがめるつもりはないけど、これはフツーに気まずいよね?ていうかこんな展開、ドッキリの序章だろ。
それでね、超強烈なライトが僕にもあたるわけ。日が沈んで外は暗いというのに、体内時計も狂うほどに照射されるわけ。ってことはあれか?僕にライトが向いてて、僕とライトの間にモデルさんがいるから、ひょっとして僕は背景として見切れちゃってたりするわけ?『お好きな席へどうぞ』ってのもドッキリのうちだったんだな!
そう思った瞬間からもう、頼まれてもないのに演技ですよ演技。とりあえず口についたケチャップとか拭きつつ、お上品にハンバーガー食べてみたり。
そのうちカメラマンから「後ろのひと、そのまま動かないで」とか僕のほうにも要求が入るんじゃないかとドキドキしてみたり。
そして最後には変なポーズとかさせられて色々といじられた挙げ句に「ドッキリ」と書かれたプラカード持った奴が現れるんじゃないかという妄想がニューロンを超高速でかけめぐり。
というところで、僕の前にもライトが設置され始めたので、いよいよ本格的に始まったのだと思いきや…
あれ?ライトが僕じゃなくてモデルさんの背中に向いてる。つまりこれは僕の前に逆光の照明を置いて、僕の存在をフレームから消し去っているわけですか?
ということで一安心。
でも、まったく何の絡みもないというのは、それはそれで寂しくなってくるのです。ていうか不自然だ。せめてね、撮影クルーから何か一言でもあれば、僕も気まずくならなくて良かったのにね。タバコ吸っていいかどうかも分からないじゃん。煙がモデルさんとこに流れてったらダメだろうしさ。
まあ逆に『タバコ吸わないでください』的なことくらいは言ってくれるんじゃないかと、わざと吸ってみたりしたんだけど、全員スルーでしたね。まったくどうでも良かったみたい。せっかくドキドキしてたのに。
そうこうしてるうちに撮影は終わって、何事もなかったかのように、みなさん撤収していきました。
帰り際、レジの店員さんに『お食事中にお騒がせしてすみませんでした』と言われたのがせめてもの救い。それがなかった僕ひとりだけ完全に浮いた部外者だからね。
ちなみにその店員さんが言うには女性ファッション誌のスチル撮影だったらしいです。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2007年10月23日 07:30