KAOSSILATOR のオーバーダブ機能でループを作成する方法
KAOSSILATOR(カオシレーター)は風変わりな演奏法が出来るだけではございません。
弾いたフレーズを多重録音できて、ループパターンを作成できるんです。ちょっとした作曲ツールなんですよ。
録音するには「REC」ボタンを押しながらタッチパッドで演奏するだけ。
タッチパッドに触れると自動的に録音が始まります。
実際に録音してる操作を撮影したのでご覧下さい(やや名曲の予感)。
# もっと大きい動画は以下のリンク先の「ダウンロード」ボタンで観ることができます。(要QuickTime)
▼カオシレーターでオーバーダブ
さて、使ってみた感想をいくつか列挙します。
非常に簡単な操作でレコーディングできるのは良いと思います。こまめに保存しておけば直近の演奏をキャンセルできる(アンドゥ的)のも気に入りました。音色変更で自動保存になるともっと良いかと思います。
ライヴ向けを想定してるからか、クリック音(メトロノーム)が鳴らないので、最初にアルペジエイターかリズムパターンを下地として録音しないと、BPMに沿って演奏するのは難しいかもしれないですね。クォンタイズ再生が出来ると便利かも。
ちなみに多重録音とはいっても本当にオーバーダブなので、トラックは持ち合わせていません。ミックス音量は演奏時のベロシティで適宜調整ですかね。とはいえ、こういった割り切り方は好感が持てます。
欲を言えばUSBかmicroSDカードなどで、録音したデータをパソコンに移動できれば良いですね。だって二度と同じフレーズを演奏できない楽器だし。(# まあこれはアナログOUTの音質でも良ければ、DAWなどで録音してしまえば済むんですけどね)
それでも作曲するときのインスピレーション増幅には必要十分なツールです。演奏が思い通りにいかなくても、それ以上に思わぬ名フレーズが誕生すること間違いなしです。
しかも電池で動いてヘッドフォン端子もあるので、電車の中などでも遊べますね。この小サイズで実用性の高いモバイル作曲ツールというのは、おそらくQY20以来十数年ぶりではないでしょうか?
今週はiPod touchではなくこのカオシレーターを持ち歩こうと思います。
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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2007年11月12日 07:14