有名ブログとは無自覚のメディアか?
Heartlogicさんから先日の「ブロガーを厚遇しているという意見について」への意見を頂いております。
▼Buzzれないブログは、ただのブログだ? :Heartlogic
強い影響力を持っているとはいえ、個人ブログを、そういうマスメディア的スタンスで捉えている人もいるんだなあ、と改めて認識して、うーむと唸った。
ネットは個人の遊び場だと思って好き放題書き散らしてたら訴訟沙汰になったとか逮捕されたとか最近はそういう人は減ってきましたけども、メディア化していく自分のブログを客観的に認識しきれていないというブロガーはまだまだ多いかもしれません。
以前、某放送関係の偉い人と話してるときにブログの話題になりまして、なかば叱り口調で言われたことが忘れられません。
『それだけPVや登録者があったら、おまえの胸三寸で動かすことじゃなくなってるんじゃないの?』
放送やってる方だけにメディア自負度が高い発言です。
「だって個人ブログなんだし気分次第で好きに書けばいいじゃん」的な考えを述べたらガツンと喰らいました。
うちのブログは月間30万PVくらいだけどポッドキャストは6万件くらい登録があるし、言われてみれば確かに田舎のケーブルテレビやコミュニティFMくらいの影響力は持ってるのかもしれないのです。そんな規模でも傍若無人に振る舞っていいのはパリス・ヒルトンくらいかも。
だから前回も書いたけども「大いなる力には大いなる責任が伴う by ベンおじさん」ということですね。そこはやはり自覚しないといけないと思うのです。
HeartlogicさんはAMNのパートナーブログにも参加してるだけに、そのへん無自覚ではないと思のですが…
ということで、ONEDARI BOYSはスカイプの会議室で常時なにやらチャットしてまして、毎日が放送審議会のようなものです。放送じゃないけど。
モノを貰えるってのは、ブロガーとしては立派な報酬であり厚遇じゃね?
この意見は既にいしたにさんも「ブログマーケティング問題で指摘された偏向について」にて
今まではメディアの記者でないと経験することがなかったことを、経験しているブロガーが登場してきている、そのこと自体がいちばん価値のあることだということです
と書いている通り、まったく同意です。
が、それはそれです。
聖職者といわれる教師にだって給料は払われています。
直に執筆料をもらうとさすがにアレですが、このままメディアとしての振る舞いを求められることが増えていけば、どういう経路にしろお金が巡ってくるようにしないと続かないでしょ。今現在は「どうにかしていきましょう」という段ですよね。
で、そのへんが諸々の兼ね合いでセンシティブすぎて誰も触れないというか、ぬかりなく上手くやらねばいけないのがブログマーケティングの今後の課題なわけで。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2007年7月13日 21:50