吉祥寺の有名メンチカツ、サトウの社長が逮捕された件
外国人の不法就労が問題の本質ではないと思う
平日の昼下がりにサトウのメンチカツを買って、井の頭公園のベンチで食べるのが好きだったのだが…
▼J-CAST ニュース : 「日本人は大変な仕事しない」 吉祥寺メンチカツ社長の言い分
不法滞在していた中国人4人を従業員として雇い入れ、東京・吉祥寺の「松坂牛専門店サトウ」や東京・赤羽の精肉工場で販売や精肉加工の業務に従事
この件に関して、逮捕された社長のコメントが凄い
「募集出したら、今日本人の子なんかで大変なこういう仕事は(しない)。電話かかってくるのはみんな、募集で来るのは中国の人なんですよ」
さも「日本人はかつての勤勉さを失った」という風なことを言いたげのコメントだが、問題点のすり替えも甚だしい。さらに記事本文中にも「重労働で「時給1,000円」では日本人はこない」とある。
これ、労働に対する意識の差などではないはず。誰だって低賃金で過酷な労働は避けたいだろうに。
このコメントから読み取れるのは、弱い立場の人々から搾取して成立していたのがかの「安くて美味いメンチ」ということだ。
ある意味、自身に経営センスがないと発言しているに等しいかもしれない。満足に給料も払えていないとうことだから。
「いただきます」という言葉にこめられた様々な意味を思うと、搾取のうえに成り立っている食べ物というのは、どうにも素直に美味しくいただけないのではないだろうか。
そんなことを言い出すと、貧困国からの輸入品に関税をかけることすら悪行にも思え始めてきりがないのだけど。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2007年8月 2日 01:13