モバプリ対応プリンタ EPSON PM-A820
スティーブ・ジョブズは、Macをメディアハブとして位置付けた戦略を今もなお実行中です。
しかしパソコンを中核としてのデジタル機器の操作/管理は、既に古い考え方なのだというのが分かりました。
以前、muPass(ミューパス)目覚まし時計というのを紹介しています。
▼muPass(ミューパス)、ケータイから家電へデータ転送
今回はそのプリンタ版「モバプリ」の紹介です。muPass(ミューパス)のサミーネットワークスさん経由で、エプソンさんにモバプリ対応プリンタ EPSON PM-A820 をONEDARIしました。
ところでモバプリって何よ?ということでケータイサイトを見てみました。
モバプリのサイトで印刷用コンテンツを探してダウンロードするんですね。入会しなくても150ポイントもらえるので、気軽に試せます。
ということで「おじゃる丸」のポストカードを印刷してみることに。
他にもアニメ作品のコンテンツがありますし、グラビアアイドルや相田みつをポストカード、実用ではカレンダーやレシピなどもあります。
「おじゃる丸」は100ポイント使用でダウンロード。するとサイトからシームレスに印刷アプリへと切り替えられます。あまりのスムーズさで違和感ゼロの操作性。
印刷アプリでは、いきなり本番ではなくドラフトデータでのテスト印刷もできます。
で、muPass(ミューパス)同様に赤外線通信で、ダウンロードコンテンツをケータイからプリンタへと送信するわけです。
が、プリンタ側で赤外線受ける設定ってどうすんだっけ?と焦る。
大丈夫、ケータイの印刷アプリにて、プリンタ側の操作をちゃんと教えてくれます。
言われるままに操作してたら、いつのまにかデータ通信が始まってるらしい(汗)
そしてデータ転送が完了、同時にプリンタは印刷を開始してます。仕事早い!!!
ということで完成したのがこのポストカード。お店で売られてそうなハイクオリティ!
今回はモバプリのサービスと絡めて紹介しましたが、ケータイで撮った写真ももちろん同じようにデータ転送して扱えます。しかもプリンタ側の液晶で見ながら写真をトリミング、印刷範囲指定できるので、もはやPhotoshopすら不要。
さらには、vCard(ケータイのアドレス帳の内容)までも赤外線で送って年賀状の宛名印刷にも使えます。
▼カンタン!ケータイプリント|ケータイで文字入力|エプソン
ここまで来てしまうと、従来のようにパソコンをハブに据えるというのは、結局はハードウェアやら住所管理ソフトやらフォトレタッチソフトやらで中間マージン支払わされてるようなものだと感じてしまいますね。
スムーズなデータ利用にパソコンは必須だと思ってましたが、ケータイとプリンタで直接やりとりしても何ら問題がないのだと分かりました。
これがまたWiFiだとかBluetoothとかじゃなくて、赤外線というところが好感が持てますよね。
さて、モバプリや赤外線についてはこのへんで。
ここらでプリンタそのものについてひとこと言わせてください。うちは旧モデルPM-A750からの乗り換えでしたので、形状や操作の似通ったPM-A820には、何ら違和感をおぼえず移行できました。こういった統一感はとても良いですね。
ただ一点、PM-A750では2400dpiだったスキャナが、PM-A820では1200dpiの解像度しかないんですよ。いまどきスキャナをどれほど使うかといえば、ほとんど皆無ではありますけども、ここぞという時にはちょっと心許ないです。
でも、ほとんど使わない機能だから、そこでコストダウンできているなら、それも良いのかもしれないですね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2007年9月 3日 01:15