二次創作の素材に手塚作品は合わないんじゃないの?
たしか僕が小学校に入学した年に、大山のぶ代のドラえもんが放映スタートしたと記憶してる。
で、ちょっとした藤子不二雄ブームがあって、まんが道でトキワ荘の話を知った人も多いんじゃないかな。その藤子視点から見えてくる手塚治虫の方が僕らには現実っぽいというか、藤子先生がカミーユやカツなら、手塚先生は既にクワトロ大尉みたいな位置付けだったと思う。
さて、最近こんなことが話題になってるんだけど
手塚治虫の「全作品」が合法的に二次利用可能という画期的試みもスルーされまくりという日本の悲劇
この試みが本来社会に与えるべきインパクトのデカさが、世間に全くと言っていいほど伝わってない
二次創作の中心になっている世代がジャングル大帝を使うかしら?YouTubeなんか見る限りはガンダムやエヴァンゲリオンが圧倒的に多いと思うんだけど。それに手塚作品ってほんとに始祖であって、同人的要素がとても薄そうだからとっつきにくいかもね。
それに、もし鉄腕アトムの登場人物でスターウォーズのパロディ作りたいとか思っても、この仕組みのなかではどうしようもないのよね。違う世界観をニコイチするのも二次創作の大きな魅力なんですが。
あと角川の件でも触れたけど、お膳立てして「さあ好きにやってちょうだい」と言われても、萎えることこのうえない。
角川認定YouTubeはMAD動画の文化に福音をもたらすか
それでもガンダムだったらまだインパクトは大きかっただろうね。諸手をあげて喜ぶ職人も多かったかも。でもガンダムはMADを作ること自体も商売になってるから難しいだろうけどさ。Gガンダムとかガンダム無双とかあれどう見てもMADだし。
つうかさ、どうしても二次創作したいっていう強い欲求はあるものかしら?たまたまそこに落ちてるネタを拾って膨らませてみたら面白かった、という感じのものが多いような気がするけど。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年2月 3日 23:58