Macで初音ミクを使う(1)VOCALOID導入のメリット
先ほどは「MacでISOイメージを作成する方法」なんてのを書きましたが、そもそもなんでその必要が生じたかというと、MacBookに初音ミクを導入しようと思ったからです。
今さら初音ミクかと思われるかもしれませんが、ふとその多大なメリットに気付いてしまったのです。
一般によく言われるところでは、初音ミクというかVOCALOID(ボーカロイド)を導入する最大のメリットは、ヴォーカリストがいなくても歌入れできる/自分の下手な歌を聴かせなくて済むという点でしょう。さらに初音ミクやリンレンがこの先もシリーズ化されるなら、好きな声優や歌手または曲に合うヴォーカルを選んで歌わせることが出来る(しかも性差を超えて)というのも大きな魅力になります。
ところが、それを超えるメリットもありまして、サイレント楽器をご存知でしょうか?サイレントギター、サイレントドラムなど、電子楽器であるためヘッドフォンで聴くことができ、夜中に演奏しても近所迷惑になりにくいというものです。今日ではあらゆる楽器が電子化されていますが、ヴォーカリストだけはいつまでもアナログでした。しかしそれがVOCALOIDの登場で変わったのです。
ちなみに私、深夜の近所迷惑などというのは特に気にもとめない性格です。そんなことは重要ではありません。
例えば、ファミレスに行って打ち込みすることがたまにあります。作業していると、仮歌でもいいからヴォーカルトラックが欲しいということも多々。でも流石にファミレスでマイクつないで大声で歌入れするのは気がひけます。ところがサイレント楽器であるVOCALOIDなら可能になるわけです。これはとても大きなメリットです。
それともうひとつ導入に至ったメリットがあるのですが、前置きが長くなり過ぎたのでそれはまた別の回で。
さて、初音ミクに限らずVOCALOID製品は現在のところWindows上で動作するものしかありません。
Mac OS版のVOCALOID開発については、ヤマハのFAQにて
弊社といたしましてもMacintosh の重要性は十分認識しており、早い時期に対応したいと考えておりますが、具体的な時期に関しては現時点では申し上げられません。
と書かれたまま数年にわたり放置されてまして、気の長い私もさすがに諦めました。
ということで、Macに導入するに際しては、何らかの方法でWindowsアプリケーションの実行環境を用意しなくてはなりません。
ということで次回「Macで初音ミクを使う(2)仮想環境の用意編」へつづく。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年3月16日 04:10