「おもてなしの経営学」と「パラダイス鎖国」
アスキー新書 中島聡「おもてなしの経営学」と海部美知「パラダイス鎖国」
どちらも、アメリカを論じて日本を語るという感じかしら?
おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 中島聡 著
パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 海部美知 著
アスキーさんから二冊同時に献本いただきました。
「おもてなしの経営学」のほうは中島さんのブログ「Life is beautiful」からの引用多々、どれも読んだ記憶のある名エントリーばかりで回想録としても良かったですし、後半のゴージャスな面々との対談(西村博之、古川享、梅田望夫)はとても勉強になりました。
「パラダイス鎖国」は、日本人の舶来信仰がなくなったという話に始まり、その先どうすれば良いかという著者なりの考えをまとめたような内容。たしかにアメリカへの憧れみたいなものは、僕らの世代だとほぼ皆無に等しくて、むしろ嫌いだという印象すら強いですね。そこを鎖国としてとらえると、ああいう風に話が展開するのだなあという感じ。
どちらも著者自身とアメリカと日本という関係性があって成立しているように思います。自分で考えたい人は「おもてなしの経営学」を、手っ取り早く誰かの意見を聞きたいという方は「パラダイス鎖国」を読めば良いんではないでしょうか。
ということで次回「英語で情報発信を勧められる違和感」へつづく。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年3月29日 22:08