大人の科学 8ミリ映写機だそうです
懐かしの、と言っても若い人だけでなく同世代にすら通用しそうもないですが、そそるゴージャス付録で有名なあの学研「大人の科学」誌に、手回し8mm映写機が登場してたみたいです。
大人の科学 8ミリ映写機
で、これがなかなかスゴいという点は以下の4点。
- ランプは高輝度白色LED
- シングル8、スーパー8、ダブル8対応
- フィルム編集パーツで切り貼り
- 組立はハンドル取付のみ
この良さがあまり分からない人のために説明しておくと、
まず映写機のランプに関しては昔からハロゲン灯と決まってまして、これが実はすごく熱を発生するランプでして、フィルムが引っかかって同じコマにばかり光が当たると、フィルムのその部分が溶けてしまうわけです。すると以降は溶けたコマ以外をつないで映写することになりますが、溶けてつないでを繰り返すうちに映画は尺が短くなるわけです(笑)
あと、すぐにランプが切れて使えなくなるわりには交換用ランプが入手困難。だからハロゲンの代わりに白色LEDを使用するという21世紀風なアップデートは非常に有り難いのよ。
で、8mmフィルムには大別して3つほど種類があって、私んちの押し入れに眠ってるやつなんかはシングル8にしか対応できないんですが、この大人の科学のは3タイプすべて対応なんですね。VHSとDVDとHDレコーダーが合体したようなもんです。1粒で3度美味しい。
あとフィルムの編集については通常だと、簡易映写機みたいなビュワーと、スプライサーという裁断機+テープ接着台みたいな器具を用いる訳ですが、そんな大袈裟な機器がなくても編集できるというのも良いですね。
しかしまあ、映写機だけあってもフィルムがなきゃどうしようもないのですが、僕みたいな8ミリ映画ばっかり撮ってた人間はひとつ買っても良いかもしれませんね。
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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年5月16日 01:29