地域格差やむなしと感じるストップ動画
元ネタは言うまでもなくこちらなのですが、一般の日本人がやるとこんな感じになってしまうのか…と。
ところがYouTubeのコメント欄には、銀座の方は大阪戎橋と違って上手くいったと。それが以下の動画
確かに銀座はよく出来てます。しかも戎橋よりずっと少ない人数にも見えます。これはロケ地選びの差?
ところが似たような条件下でもやはり東京の方がずっと上手いようです。以下は大阪の京橋駅と、秋葉原での動画。
京橋(大阪)
秋葉原
私の知る限り似たような条件のロケ地だと思いますが(いやむしろ京橋の方が好条件かも)、秋葉原の方がパッと見て何が起きているか分かりやすいですよね。
カメラアングルの上手さもありますが、秋葉原の方では、止まる人達の配置(密集度合い)がよく考えられていますし、服装も黒と白を中心にまとめられているように見受けられます。
映画論的に言えば演出の介在が生んだ好結果ということになりますかね。
私の父は県庁広報課の職員でイベントプロデュースやマスコミ関係の分野を担当していました。が、身近で仕事を見ていると(お役所仕事というのを差し引いても)、どうにも地方の人達って宣伝が苦手のようです。いや、東京のひとたちが上手すぎるのか、東京にそういうひとたちが集中しすぎるのか。
とにかく上の動画の例だけ見ても、地方のプロデュース力やパブリシティ力というのは、東京と比較してあまり良い状態ではないように思えます。東京につぐ第二の文化圏である大阪ですらそうなのだと思わずにはいられないですね。個々人のレベルで見れば圧倒的に大阪人というのはキャラ立ちしてるんですが。
演出力が無いのではなくて、演出が必要だということすら考えつかない、というのは確かにあります。「地方」というのは割とそういうことです。その状態で地方再生を目指すというのはちょっと厳しい話だなあと思ってしまいます。
少なくとも、何かと「対東京」で捉えているうちは、話はそこに尽きるかと。北海道くらい地理的にも隔離されてしまえば別のブランディング方法も考えつくんでしょうけどね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年5月20日 01:26