KORG DS-10は即興演奏で曲が作れてしまう最強の作曲ツール
これは本当に感心してしまいます。
マニュアルなんてまったく読んでないのに一日いじっただけでこのレベル。よりよく分かるステレオ再生の動画はこちら
# 後半、ドラム抜いたときに打ち込んだ音がキレイにズレておりますが、まあそれもご愛嬌というか(謎)
とにかくユーザーインターフェースのデザインが秀逸。電子楽器特有のおかしなボタン配置や古くさダサい感じを面影的に継承しているのに、なんでこんなに使えてしまうのだろう?僕がニュータイプだからではないハズ。
皆さんアナログシンセなんて敷居高めに思うだろうけど、これは間違いなく必要以上に使いやすい。たとえばデフォルトのシーケンス頭に16分を一発入れてくれてる。メトロノーム代わり。こういう気遣いがいいですね。今風にプリセット音色なども用意されており、必要最小限ですが強力なもの多数。
音色とパターンの組み合わせでSONGを作って保存しておくこともできますし、音色単体での保存も可能。
ハードウェアシーケンサーの類いを扱ったことがあれば誰でも触っただけで理解できる作りになってます。GarageBand等で打ち込みした経験があるという人も迷わず「買い」です。ジャンルはとても偏りますが、ガレバンよりずっと良いもの作れますよ。
鍵盤弾きながらツマミまわしたりできないので生演奏という面では実機シンセに一歩譲るところもあるのかと思いきや、KAOSSモードで記録したカットオフやパンなどを後から編集できるというDS-10ならではの機能もあり、明らかに不足を補って余ある仕上がり。KAOSSILATORですらそんな機能ないんだから!
しかも鍵盤でもKAOSSモードでも、録音した音より今弾いてるものが優先的に発音されるのです。そして録音ボタンをONにしておけば、常に新たなノートで上書き。つまりKAOSSILATORで起こりがちな、重ねすぎて音がもこもこしたり、録音してるのに要らん音が乗ったりという失敗を臆することなく、気楽に演奏できてしまいます。(追記:同時発音数を考えたらそりゃ当然だったんだけどw)
これってDS単体でライヴとか出来ちゃうよね絶対。
他のソフトシンセ同様、場所をとらない実物よりはるかに安いそして保存したデータの再利用ができる。シンセに16ステップシーケンサー付きでこの値段、そしてこのコンパクトさ。MS-10実機より高機能でなおかつコンパクトなんだからもう言うことありません。
次回「KORG DS-10 を複数台で同期演奏した動画」へつづく
以下のリンクでは4〜5台のニンテンドーDSでの野外セッションの模様も動画レポートしています。
▼感動モノ KORG DS-10を5台でセッションしたよ @代々木公園
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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年7月28日 01:45