TENORI-ON(テノリオン)はQYシリーズの後継機だった
先のエントリーに引き続き「CEATECとデジタルコンバージェンスの未来」でのYAMAHAのデモについての話。
なんといっても今回のイベントは、ヤマハ株式会社の杉井さんによるYAMAHA TENORI-ON (テノリオン)デモが素晴らしすぎました。
僕はこれまで他の音楽ガジェットに比べて、TENORI-ONに特別な思いを抱いてはいなかったのですが、杉井さんによってグッとひきつけられてしまいました。こりゃ来週発表という噂の新MacBookは諦めてTENORI-ONのほうを買っちまうかも。
というデモの一部始終が以下の動画(かなり端折ってます)
で、僕がなぜそれほど虜になってしまったかというと、杉井さんのデモが進むほどに「これはQYシリーズ直系じゃないか」と感じてしまったからです。
QYシリーズというのはVHSビデオテープサイズの小型シーケンサーで、QY10、QY20、QY70といった名機を排出したモバイル音楽ガジェットの金字塔です。QY300やQY700といったデスクトップ型のハイエンド機もありました。で、僕はシリーズの半分以上を購入していたり(笑)現在でもQY100というモデルは販売が継続されています。
▼YAMAHA モバイルシーケンサー [QY100]
デモ後の懇親会にて「これってQYの後継でもあるんですね」と杉井さんに言ったところ「そう!そうなんですよ」と。演奏するのも楽しそうですが、シーケンサーとしての操作もこのユーザーインターフェースでちゃんと考えられている印象でした。
で、ここまで来ればもう購入する意志は確定ですね。しかしながら長らく抽選販売となっていますので、うまく当選できるかどうか。今現在もだいたい3倍くらいの倍率で応募があるようです。
以前 KORG DS-10で野外セッションをしてみたら、これがかなり面白く感じたのですが、なんとTENORI-ONのほうも複数台での同期演奏が可能だそうです。DSと違ってちゃんとMIDI端子からなので、信頼性は高そうですね。誰か一緒に買わないかな?
そして話はこれだけにとどまらず、10月4日、音楽を同期セッションするための通信プロトコル(?)が発表されるとのこと。スカイプだと遅延があるので合唱はできないけど、ヤマハの技術ならネットワーク越しにバンドの演奏も可能になるとか。とにかくCEATECに行ったらヤマハのブース直行ですね。
▼CEATEC JAPAN 2008
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年9月11日 01:36