iPhoneがブログをトイレの読み物に変えた
まさかiPhone 3Gの登場でここまでライフスタイルが変わるとは思ってなかった。
いや正確にはライフスタイルではなく読書スタイルか?それも違う。うちの家人はすべからくトイレにこもり活字を消費する。それ自体はなんら変わってない。
変わったのはコンテンツの種類だ。
ある夏の日、僕はトイレにiPhoneを持っていき、メールの返信を打っていた。それ自体はなんら珍しいことではなく、ケータイ時代からよくやっていたことだ。
しかしメールついでに、livedoorリーダーでブログを読んでみるとこれがなんともハマるではないか。
うちのトイレには簡易的な書棚を設置しており、おもにR25や花椿などフリーペーパーの類いと読みかけの雑誌や書籍を置いている。すでにそういった下地があるところに、iPhoneでのブログ購読はすんなりと入り込んで来た。今ではすっかりトイレでブログを読むのが日課である。
端末のデザインや指で触れるUIなども、トイレ読書に近い行為として受け容れやすい要因だ。
しかし、なにもiPhone 3G発売まで待たなくともiPod touchでもこれは可能だったはずだが、やはりiPodは所詮は音楽プレイヤー。トイレ自体が既に殻のような個室なのに、さらにイヤホンで自分に閉じこもる必要はない。携帯電話としてのiPhoneだからこそ、トイレにも持ち込んだというものだ。
そして現在はiPhoneではなく、iPod touchの方を主にトイレで使用するようになった。iPhoneは外に持ち出すことが主なので、家では充電中だったりバッグの奥に入ってたりするから、比較的iPod touchのほうが動かしやすい。それにiPhoneより軽くて薄いし。だからiPod touchをデジタルフォトフレームに再利用なんてのはまだ早い。現役で以前にもまして活躍中だ。
できればiPod touchをトイレに常設しておきたいところだが、息子の友達などクソガキどもが出入りするのでそれはまだ。
でも、iPod touchの価格は新モデルが出るたびに値下がりしているし、そのうちNetBookなどと併用して各部屋にこういった小型のネット端末を常備するようになるかもしれない。普段はフォトフレームなどとして使われているが、思い立ったらすぐネット利用が出来るように。
ちなみに僕は、トイレでブログを読むのに飽きたら鯉池アプリのKoi Pondを起動している。狭い閉鎖空間のなかでは、ああいった箱庭的なものが無限の広がりを感じさせてくれる「窓」のようで、水と魚の癒し効果と相まってとても気分が良い。
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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年9月18日 21:30