iTimeLapseならiPhoneでもフルHDのタイムラプス動画が撮影できる
タイムラプスというのをご存知でしょうか。
一定または不定間隔でコマ撮りした写真をつないでストップモーション動画にしたものです。ん?なんかおかしい説明だな、まあ分かるでしょ?自動車とかが道路をシューンって行き交ってたり雲がすごい速さで流れてくああいう映像ですよ。参考リンク(見本動画アリ):Canon リモートスイッチ RS-60E3 ストップモーション動画に最適
で、iPhoneでもそれが実現できるんです。
これまでにもタイムラプス撮影用のiPhone Appというのは存在しましたが、今回紹介するiTimeLapseというのは現在のところ最強機能かと思われます。
▼iTimeLapse Pro — Time Lapse videos
使い方は簡単、起動したらポチポチっとするだけでキャプチャ開始。
キャプチャ開始のトリガーは手動ポチだけでなくタイマー始動(現時点からの経過時間を指定)や日時指定ができます。
そして、フレーム個々の撮影タイミングについても、一定間隔のタイマーや手動シャッター、そして音声をトリガーとする設定が選択できます。
なんと音声(音量)に反応してシャッターですか!つまり誰もいない部屋にしかけておいて、泥棒やアライグマの侵入があったりポルターガイスト発生時には撮影されるというわけ。たぶんiPhoneをそういう用途では使わないけど、いざというとき役立つこともあるかもしんない。
ちなみに上の作例では1秒間隔でのタイマー撮影に設定しましたが、実際には撮影画像の保存時間がそれに加わりました。つまり撮影間隔は1秒+保存時間(数秒)になります。
撮った画像はレンダー後に再生可能な動画ファイルとなります。レンダー時にBGMを加えることも可能。また、一コマごとに撮影日時を焼き込めますので、やはり防犯カメラ的な使い方に強いですね(笑)生成された動画はYouTubeなどに投稿もできます。
さて、ひとつめの作例はフルHD 1080pの動画でしたが、ふたつめの作例はQVGAの小さなものです。この違いは何でしょうか?
iTimeLapsでは最大解像度 1536 x 2048 ピクセルという超フルHDサイズでのキャプチャが可能です。しかし実際に動画ファイルとしてシェアできるのは、現行iPhoneの制限に準じます。小さい方の作例動画は、QVGAサイズにレンダーすることで、メール添付で送信できる権利を得たということです。
ではせっかく 1536 x 2048 で撮影してもその高解像度を活かせないのか?そんなことありません、既にご覧になったようにひとつめの作例動画がそれです。
動画ファイルのサイズに制限が設けられていようとも、元の写真ファイルを活かせばいいじゃない。1枚ずつライブラリにエクスポートすることで、最大解像度のままでiPhotoで同期転送できました。その後ビデオ編集ソフトなどで連番JPEGシーケンスとして読み込みます。
というわけで、遊びでタイムラプスするには必要十分だし、本気でやる場合にもなんとかなっちゃう可能性を大いに秘めているのがこのiTimeLapseなのです。巨大な画像を何百枚を撮影したらそりゃ不安定になるわけですが、不意に落ちてしまったとしても撮影データが消えてないという点も気に入りました。
一眼などを持ち合わせてなくて、突然タイムラプスしたくなった際にはとても役に立つ味方だと思います。ダウンロードは以下より。
▼iTimeLapse Pro — Time Lapse videos
ただし他のカメラアプリと同様、長時間の使用は確実にバッテリーを消耗しますのでお気をつけください。
ちなみに今回の撮影に使用したiPhone以外の機材は以下の記事にて紹介しています。ご参考まで。
▼iPhoneを三脚に固定できるホルダー DN-100CC
▼マンフロット モード 785B 三脚 スチル/ビデオ兼用 レビュー
▼防水Xacti(ザクティ)DMX-CA9 レビュー
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2009年11月23日 05:53