iPhoneアプリをショートムービー仕立てで紹介してみた
其の壱:ヨーロッパ辺りの芸術映画風
其の弐:Macとパソコン(ラーメンズ)風
最初は賞品のMacBook欲しさに応募しようと思っていた「iPhoneアプリ動画レビューアワード」ですが、いつの間にか本気で制作を始めてしまい、先週の3連休と今週末のすべてをささげてショートムービーをつくり上げました。
僕の大好きなRJDJの紹介です。
いわゆる「レビュー」という形でこのアプリの良さを紹介するのは不可能に近いですから、観た人が疑似体験できるように構成してみました。
ヨーロッパあたりの映画みたいな雰囲気を持たせたいと思ったのですが、英語すらもよく分からない私ですから、モノローグの言語はそれっぽくでっちあげています(笑)でもそれっぽいでしょ?外部マイクを付けたiPod 5Gで自分でゴニョゴニョ言ったのを録音しました。それをLogic Proのボーカルトランスフォーマーで低めの音程にして、ちょっと寂しい印象にしてあります。
映像的にはトイカメラ風の仕上げですが、撮影に使用したカメラは「Xacti DMX-CA65」です(冒頭の夕陽のみケータイで撮影)。トイカメラ風にするためになるべくコントラストの高い被写体を狙ってます。そのうえでAdobe After Effectsにてさらにコントラスト調整したりボケを付加したり四隅に黒ずんだ感じや映写機のようなフリッカー等を与えました。まあそのへんはPhotoshopでやるトイカメ加工と同じですわ。あと、古めかしいガタ付きを出したいのでフレームレートを12fpsに間引きました。
そうして出来た動画に「RJDJ」の音楽をかぶせるわけです。「RJDJ」ではアプリ自体で録音ができますので、それを利用してiPhone内に収録。その音声をこんどはMacに移動してやらねばならんのですが、単にラインから録ればいいというものではない!なんと「RJDJ」は困ったことにイヤフォンマイクを挿した状態もしくはジャックに何も挿してない状態で "起動しなければ" 音を鳴らしてくれないのです。しかし、"起動しなければ"というのがミソで、イヤフォンマイクを挿して起動し、そのあとライン出力のケーブルに挿し変えて事なきを得ました。
ハァーおもったより作るの大変だった。
以上です。そしてもう一本
こちらはご存知ラーメンズのあのCMのパロディ仕立て
MacをiPhoneに、パソコンをケータイに見立てて作っております。このパロディで行こうというアイディアだけは前から決まっていたのですが、どのアプリがベストなのかというところで長らく煮詰まっておりました。
ケータイとiPhoneの差異を明確にあらわすことが出来るアプリでないと。
あ、そういえばITmediaのケータイ版って終了したんだよなあ。iPhoneのほうではITmediaのアプリが重宝するし、じゃあこの線で行くかと。このアワード自体もITmedia主催なんだし。
と、まあそんな流れでITmediaアプリを紹介することにして、あとは三脚立てて白テーブルの上でケータイとiPhone持って撮影しました。BGMのほうはこちらもLogic Proを利用。それらしく打ち込んでみました。ちゃんと雰囲気が出てるでしょ?
以上、つくりかたの解説おしまい。
いやあそれにしても力作がそろってるコンテストですね。皆さん上手いです。もしくは味があります。動画をつくる番組をつくる出演するといったことが特権的ではなく、着実に民衆のものになってきているということを強く感じます。すべての人が市民記者という時代もそう遠くないのかも。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2009年1月19日 03:31