2009年もっとも買って良かったと思えるトイデジは iPhone 3GS でした
これが一番良かったというほどトイデジを買って比較してるわけではないのですが、少なくとも2009年にもっとも活躍してくれたデジカメはiPhone 3Gからの機種変で得たiPhone 3GSでした。
今年もなんだかんだと良いカメラを沢山仕入れましたので、iPhone 3GSが「最強のデジカメだった」とは言い難いところです。しかし少なくとも、撮れる絵からみて「最強トイデジ」だったことだけは確かです。
もうこの一枚だけでiPhone 3GSというカメラを語るには十分すぎる写真ですが、せっかくの機会なのでもうちょっと観ていってください。
はいコレ。泣ける。卑怯だよもう!
このノイズたまらんよ。空のグラデーションにかかるノイズね。拡大してみてみるといいよ。高感度フィルムの粗い粒子みたいでいいよね。
これが動画になると、粒子がにらにらと揺れるわけですよ。たまらんち!
(Flickrで再エンコードされるまえのオリジナルのファイルはもっと鮮明なノイズなのよ)
同じ場所で別の日に撮ったもの。やっぱグラデにかかるノイズ粒子が最高ですね
トイデジといえば空の色。これは台風一過の朝というトイデジにうってつけの風景、すごく速い雲の流れです。もうこの色良すぎて倒れそうです。
同日の空を何テイクか撮りましたけども一番シビレたのがこれ
もはや60年代の映画フィルムといってもいい。米空軍の記録映画なんかはこういうヌケの空がいっぱい出てくるよね。
もういっちょ空の動画いっとくか。檜原村でむかえた朝。
独特の雰囲気なんだよねえ
さて、iPhone 3GSでは待望のマクロ機能も搭載されまして、ブログでグルメ記事を書くときなんかにもそこそこ対応できます。こちらは治部煮
豆腐ようのエロティックな質感もばっちり再現
それでいて実物よりもずっと紅いというトイデジらしさ。
光量さえあればここまでヌケのいい絵も。
でも一眼と違ってどこかマヌケなのがトイデジ(笑)
タッチスクリーンで触れたところにフォーカスと露出を合わせるので、こういう構図も可能になります。
しかしそれは、いい写真ではなくおもしろい写真のために(笑)
とりあえず画面内の明暗でどうにか露出調整できるので、かなたの月などもそこそこに写しつつ街のネオンと共存できたりします。
これがiPhone 3Gだとそう簡単にはいかなかった。
こちらは蜘蛛のかっこいいシルエット。
マクロなのでそれなりに背景もボケてくれる。かっこいいでしょ?
というわけでいかがでしょうか?iPhone 3GS最強トイデジ説。
撮れる写真や動画の質だけでなく、そのままYouTubeやFlickrなどへ投稿できてしまうのが魅力。撮って出しの臨場感というのもiPhone 3GSならでは。
しかも「ReelDirector(リールディレクター)」のようなアプリによって、編集までをもiPhone 3GSで完結できることになりました。以下作例
▼App Store ReelDirector(リールディレクター)
また、iTimeLapseのようなアプリを使えば、ストップモーション/インターバル撮影も出来てしまいます。
そしてもっともiPhoneのトイデジ性を浮き彫りにしていたのが、今まさに開催中のiPhone写真展であります。(12月13日まで学芸大学にて、詳細は以下リンク先へ)
▼iPhone x CameraTalk vol.02 — iPhone x CameraTalk vol.02
僕も展示を観てきましたが、一般公募で集まった写真にも関わらず、これほどトイデジ感あふれるiPhone写真の集合は他にないです。実は先述の「ReelDirector」というアプリも、主催メンバーのはぴいさんに教えてもらいました。
写真展を観て確信しましたよ。これは本当にいいトイデジだと。ロモグラフィーも地団駄踏んでるに違いないと。
そして、感動したらスグそれをシェアできるわけです。
夕暮れ時の蝉時雨という夏の日常風景でも、シェアしていくことでまた違う意味をもって来ますね。
ということで、iPhone 3GSなかなかいいです。iPod touchとデジカメを買おうなどと思っているなら、迷わずiPhone 3GSをオススメします。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2009年12月11日 08:48