ニコン役員の素早いブロガー対応
僕が好きなグルメブログのひとつ「やまけんの出張食い倒れ日記」にて、ニコンの役員さん自らデジカメ評に対してメールで誤解を解くということがあったようです。
まず事の発端は、やまけん氏がニコンD700を『低照度の場面で撮影をすると、画面の半分に黄色いセロファンがかかったような、変な描写になるのだ』と批評しているところから。
(1)ニコンのデジタル一眼レフカメラの困ったところ。そしてオリンパスのデジタルカメラのいいところ
ということで、D700は、使っていてとても素晴らしいと思う時と、「ダメだこりゃ」と思うときが極端なんである。
※元記事ではすでに打ち消し線が入れられております。
まあ、一見して蛍光灯のフリッカーではないかと思われる現象ですが、これについてニコンの役員さんから指摘のメールが届いたとのこと。
それを受けて、やまけん氏が取り急ぎエントリー。
(2)一つ前のエントリの「黄色かぶり現象」は、ニコンのカメラのトラブルではない可能性が!
原画像を観て、シャッタースピードを確認しないといけないが、どうやらこれは完全に僕の無知によるものであるようだ。
それにしてもニコンのしかも役員さんが、このようなブログごときにきっちりと、しかも誰よりも迅速に対応してくれたことに驚きを覚えてしまった。
ニコン役員さんもさることながら、やまけん氏のスピードもすばらしい。ここまででわずか11時間。公に情報を発信するには、こういう姿勢でなくてはと思いますね。
そして、正式にやまけん氏から訂正。
(3)ニコンさんごめんなさい。D700は健常であった! 「フリッカー現象」を学んだ一日だったのである!
結論から言いまして、ニコンのD700の色がたまにオカシイ!と言っていた件は、やはり蛍光灯の下で早いシャッターを切ると発生する「フリッカー現象」であった。問題のあった画像すべてが、ISO感度を1600とかに上げて、シャッタースピードを1/500などの早さで切ったものばかりだったのである。
以前、SANYOさんの対応の早さにも感心しましたが、ニコンは役員自らメールとは。
ブログマーケティングは火消しの上手さが物を言う参照
この役員の方、たまたま購読していたのかそれとも自社商品の評判をチェックしていたのかが気になります。どちらにせよ素早い対応には違いないですし、このスピード感は評価できますね。
今回のケースではブロガーも企業の側も意識が高いのでスムーズに丸くおさまりました。それどころか、同じ現象に悩むユーザのためのFAQにもなるかもしれません。
自社商品があらぬ誤解を受けていないか、風評被害のおそれがないか、そのための対策機関を設けるのは大変ですが、手のあいているときにテクノラティやGoogleアラートで自社商品を調べるくらいはやっておくと良いでしょうね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2009年3月 8日 00:21
» ニコンのお手本のようなブロガーとのコミュニケーション from ソーシャルメディアマーケティング(SMM).jp
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トラックバック時刻: 2009年3月11日 00:53