メンチカツは飲み物です。[西麻布 豚組]
引き続き、美味しすぎるトンカツ西麻布は豚組さんの話題です。
▼http://www.butagumi.com/nishiazabu/
とんかつ 西麻布 豚組
TEL/FAX:03-5466-6775 港区西麻布2-24-9
前回は「豚組のとんかつ、ユッケかと思ったほど柔らかくてウマー!」と書いておきながら、実食リポートはおあずけしてました。今回のエントリーでトンカツの感想を書きますよ。
書きますよと書きつつも、コグレさんの撮った動画を見るのがいちばん分かりやすい。
[N] 「豚組」ジューシーで甘い脂で旨味なとんかつを頂く(西麻布)より。
動画中でツッコミがあったように、一見わざとらしくも見えてしまうオーバーリアクションですが、これを食べてしまったら誰でもそうなりますって。豚肉がこんなに柔らかいなんて知らなかったですもん。
下の写真が今回いただいた、いろんな銘柄豚を楽しめる串カツ「豚組膳」(フィレとロース)
自分好みの銘柄を見つけるためにも、特に初来店の方にオススメのメニューだそうです。普通は美味いものばかり食べていても飽きますが、この豚組膳なら銘柄による違いを楽しんだりできて飽きる理由がまったくございません。
これらの豚の銘柄は日によって(入荷品目しだいで)変わるそうです。ということは、初めての人だけに限らず、二度目でも三度目でも楽しめるというわけですね。もちろんこの豚組膳で好みの銘柄を見つけて、そのトンカツをオーダーしてもいいですよ。
ちなみに、カツが揚がったら速やかにお客さんに出すようにしてるのだとか。秒単位を競ってるほどだそうで、油から出した以降も鉄串などにより熱が通っていくらしい。だから揚げたてを素早く食べないと、この柔らかさには感動できません。出てきたらサクッと召し上がってくださいね皆さん。
ところで、とんかつと言えばソースです。
が、まずは豚の旨味をあじわうためにも「塩」で召し上がってくださいと言われました。
これがね、なかなかイケるんですよ。
塩で食べる天ぷらは最近増えましたけども、とんかつは、豚組のような味に自信のあるお店でないと難しいかもしれませんね。豚の質と職人の技がストレートに伝わりますからね。
旨味はあっても臭みは皆無!だからソースなしでも大丈夫。
じゃあソースをつけて食べるのは駄目なのかというと、これがまた美味しいソースが用意されているのです。一言でいうと「味のレインボー」です。あきらかに「とんかつソース」なのですが、その多層構造になった味の奥深さといったらもう、虹色のような輝きと多面性を持っています。
しかし我々が食べながら達した結論としては、
塩すら要らねー!
なんも付けなくていいです。豚肉の旨味だけで十分なんです。何も足さない何も引かない(何)。あまりに豊富な旨味のために、塩ですら余計に感じてしまうほどの美味。分かります?
そして、こちらは豚の各産地を示したフリップ(テレビ番組で使用されたものだとか)
よくスーパーなどで目にするブランドも、実際どこで育てられてるかよく知りませんし、これは勉強になります。
それから「これはぜひ」と最後にいただいたのが、手挽き(というのか?)のメンチカツ
衣が飛び散ってテーブルが見苦しい状態の写真でスミマセン。でも、それだけサクサクの軽い衣だということなんです。正しくはシャクシャクです(釈由美子とは無関係です)。その衣に包まれているのが、わざわざ手で、というか包丁で挽いたというメンチカツ。
かなりボリュームのあるメンチカツですが、ボリュームだけで勝負してるようなものではないですよ。
機械で挽いたミンチと違って粒の大きさが一定ではないから、豊かな食感が得られるということなのです。食べてみると確かに、噛んでいて「幸せ」があります。
また、脂のノリが良い肉なので、冷蔵庫で一日寝かしておかないと衣が付けられないほどだとか。だからそういった仕込みのために、このメンチカツは予約制だそうです。その価値は十分にあります。切り分けて小皿にとっただけでも、ジュワジュワと肉汁が滴り落ちてくるわけですから、ジューシーどころの話ではありません。
なんと、上だけ食べたメンチカツを立てて持ち、肉汁をチューチューすするお客さんもいるのだとか。
分かります。その気持ち分かります。メンチカツは飲み物です。もういちど言います
メンチカツは飲み物です。
35年も生きて来たのにそんなことすら知らなかったです僕。
というわけで、皆さんもぜひ、機会があれば豚組のとんかつを味わってみてください!後悔はしない。あるのは満足だけ!
とんかつ 西麻布 豚組
▼http://www.butagumi.com/nishiazabu/
TEL/FAX:03-5466-6775 港区西麻布2-24-9
営業時間 11:30?15:00 (LO 14:00)/17:30?23:00(LO 22:00)
月曜日定休 (※祭日の場合は営業、翌火曜日振替休み)
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2009年4月22日 23:04