髪型を茂木健一郎でお願いしてみた
僕は長い間に渡りあまりにも丸坊主のイメージが強かったせいか、最近では「髪長くて誰か分からなかった」と言われることが多くなってました。
そう言われるたびに「茂木健一郎の髪型にしたいから伸ばしてる」と言っていました。たぶん皆さん、さすがにそれは冗談だろうと思っていたようですが、僕はかなり本気です。マジと書いて本気と読みます(違)
そして今日ついにその日がやって来ました。
髪型をもぎけん化するにはもうちょっと伸ばした方がいいんだけど、ジメジメした梅雨ということもあり中途半端に長い髪の毛は本当にウザイ。だから、やるなら今しかない。
旧いビジネスアスキー誌のページから茂木健一郎の部分を切り抜き、ポケットに突っ込んで出かけました。
とりあえず近所の界隈で行ったことのある美容院や床屋を見て回りましたが、お休みだったり混んでいたりで、どこに頼むかなかなか決まりません。諦めかけていたとき、空いているお店が目に止まったので、迷うことなくそこに直行。
お店に入ると若い女性の美容師さんに「カットのみですか?」と聞かれました。僕は「いやパーマ必須ですね」と言いながらポケットのもぎけん写真を出して見せました。
「あぁー」と薄い反応。クスッとも笑わない。
そりゃ初めての客だから接客上は笑っちゃいけないんだろうが、これで一気にアウェイ感が高まりました。
担当してくれた美容師さんはまた別の女性。同じようにもぎけん写真を見せるものの、これまた笑顔ひとつなし。
さらにはヘアカタログに載ったジャニ系モデル達を見せて「最近はこういうパーマのほうが云々」とライトな説得工作が入るものの、もぎけん以外の髪型にされてたまるかと「あー」「へー」で全てスルー。
最後に「違うと言われてもやり直しできないですからね」と念押しされてパーマ開始。
丸坊主から伸ばして完全にバージンヘアに戻ってたのでパーマがかかりにくいらしく、非常に時間をかけてガッチリとやってくれました。そして軽くカットして仕上げ。
もぎけんの髪型なんてクシャクシャなんだから割りとどうでもいいやと考えていたんだけど、美容師さんは全工程において、僕が持参した写真を何度も何度も見ながら作業してくれました。
ブラボーです。とても面倒くさい客だったと思うのですが、ここまで真摯に付き合ってくれて本当に有り難い。心から感謝します。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2009年6月30日 00:38