クラヤミ食堂に行ってみた
クラヤミ食堂というのをご存知でしょうか?
ウィスキーのタリスカーとクラヤミ食堂のコラボイベント「DISCOVER TALISKER WITH クラヤミ食堂」に参加させていただきました。
クラヤミ食堂というのは、視界を覆うゴーグルを装着して、まさに暗闇のなかで食事をするという面白い試みです。
クラヤミ食堂に入店すると、入り口のほかは暗幕で覆われ隠されています。中がどうなっているのかは全く確認できません。入り口でゴーグルを渡され、これを装着すると完全に視界は闇の中。店員さんにゆっくり手を引かれてテーブルに付きます。
もし友人などの連れがいた場合は、ここで離ればなれになり、別々のテーブルに通されます。全然知らない人同士でテーブルを共にし暗闇で会食をするという非日常体験ができるのです。
暗闇ですから、首を振ってみてもどこに何があるかサッパリ分かりません。そもそも部屋自体が明るいのか暗いのかすら見当がつかないのです。
すでに他の客がいるのか、あちこちから咳払いや、パサパサと紙を触るような音が聞こえてきます。
この紙の音は....?
そうだ紙エプロンがあるに違いない!
そおーっとテーブル上に手をのばすと、目的の紙エプロンに手が触れました。
暗闇で食事をするのですから汚れないためにも紙エプロンは必須です。手にとってみると焼肉屋などでよく使われるような紙エプロンが畳んで置いてありました。これを開いて首にかけようとするのですが....
右側の紐しかありません。
左側の紐を手で探ってみるのですがどうしても見当たりません(見えないから見当たらないのは当然ですけどね)。仕方なく右側の紐だけ首に巻いてしばらくそのまま待機するという間抜けな姿になってしまいました。
ほかにいる人がどういう状態かもわからず話しかけるにもきっかけがない。そのうえ視覚がないので時間が長く感じます。手持ち無沙汰でテーブル上に手をのばすと、おしぼり、フォーク、ナイフ、スプーン、お箸が確認できました。
その後会場アナウンスがあり、紙エプロンの両側の紐を結んでくださいとハッキリ言われたので、もういちど手で探ってみてようやく確認できました。
「ある」か「ない」か分からない状態だったのですが、「見えている」ひとから「ある」と明言されるまで自分の手では認識できなかったのです。これは良い気づきでした。
目隠しされては視覚があてにできないので、触覚、聴覚、嗅覚、味覚をフルに活用するしかないのです。しているつもりでも多分足りていなかったのです。そうしなければ、隣の席に誰がいてテーブル上に何があるのかちゃんと認識できません。まずこの段階でそれに気付かされました。
しかし気付いたにも関わらず、まだカラダはそのことをちゃんと理解していませんでした。そして事件は起こったのです。
次回「クラヤミ食堂でトイレに行く方法」へつづく…
このイベント野詳細は以下のリンク先にて
▼DISCOVER TALISKER WITH クラヤミ食堂
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2010年11月 5日 02:12
» 暗闇で恋に落ちてしまった‥クラヤミ食堂×タリスカー#01 from もともこも鳴き笑い
真っ暗闇のなかでも、カメラマンの気配を感じてカメラ目線‥というわけではありませんが‥こどもごころ製作所の「DISCOVER TALISKER with … [続きを読む]
トラックバック時刻: 2010年11月 5日 12:08