ふたご座流星群を檜原村で観た
東京とひとくちに言っても随分広いものです。
一泊二日で檜原 都民の森へと小旅行してきました。都民の森といいつつ実は国立公園(秩父多摩甲斐国立公園)です。山やら谷やらの大自然に、ちょっとした滝(三頭大滝・みとうおおたき)まであります。
ふだん23区から出ることがめったにない僕にとって西多摩郡 檜原村というのは、ここもおなじ東京都だとは信じられないほどの場所です。わが家からの行きにくさも相まって群馬に行くより遠く感じてしまいました。分かりやすいようGoogle Mapsを貼っておきますね。
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八王子が東京都のエンドだと思っていたのでなかなかショッキングです。JR 武蔵五日市の駅(あきる野市)からさらにバスで一時間ほど山道を登ります。もうほとんど奥秩父か山梨かといった場所。なにしろ秩父多摩甲斐国立公園ですからね(笑)入り口にはクマへの注意をうながす貼紙が!(汗)ここは東京だぜ!?
さて都民の森へなにしに行ったかというと、ふたご座流星群の観測です。下の写真はそのときバルブ撮影した星空です。
星にくわえて、森を散策しての自然観察もありました。そのふたつを体験するイベントが開催されていたのです。2009年の夏にも参加したのですが、そのときは天候があまりよくなく星空の写真を撮りそこねたので、今回はそのリベンジのつもりで参加したというわけです。ざっとフラッシュバック動画を作りましたのでご覧ください。
まあもちろん流星を撮影だなんて難儀なことには挑戦しませんけども、30秒ほどシャッターを開いておけば、それなりに写る量のお星さまが出ているわけです。
写真でさえこの量ですから、肉眼でいかほどかというのは言わずもがな。東京でいちばんきれいに星が見えるばしょ。それもそのはず、ここは都民の森にある施設「森林館」なのですが、標高1043mに位置しているのです。東京にそんな高い場所があったんですね!
標高の話ついでに触れておくと「東京で一番お空の近いレストラン」を名乗る食堂「レストラン とちの実」というのがあります。レストランというより「食堂」みたいなものですが、見渡すかぎり食事処はおろかコンビニすらもない場所ですからとても頼りになる存在です。カツカレーを食べました。
標高はともかく、こんな大自然のまんなかでそれなりの食事を供してくれることだけでも有り難い。飢えることのない都会の便利さを改めて感じました。
みなさんも機会があればぜひ行ってみると良いと思いますよ。遠くて遠い東京。ひとによっては大阪に行くよりも遠いわけですから、そりゃあ普段知ってる東京とは全くの別世界です。おもしろい。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2010年12月16日 06:33