iPadでマルチトラックレコーディング「ベリンガー UFO202」USBオーディオインターフェース
iPadで使用できるマルチトラックレコーダーはいくつかありますが、iPad本体には音声入力端子がございません。マイクで録音はできますけどね。
または、カメラコネクションキット(iPad Camera Connection kit)経由でUSBオーディオインターフェースを使用するという方法もあります。が、iPadというモバイル機器で使うならUSBオーディオインターフェースのほうも極小サイズのものが欲しいですよね。
というわけでダメ元覚悟の人柱として、ベリンガーのいちばん安い製品を購入してみました。iPadでダメでもMacのほうで使えばいいかと思いましたので。
BEHRINGER UFO202
RCAの入出力、ヘッドフォン出力、そしてライン/フォノ切り替え付き。つまりレコードプレイヤーからも録音できるんですね。アナログ盤のデジタル化にも使えるというわけです。
さて、購入して実際にiPadに挿してみたところ、ちゃんと電源供給もされるんです!「やった」と興奮しながら早速iPadでマルチトラックレコーディングしてみました。
あっさり、できてしまいましたね(笑)
これをバッグに忍ばせておけば、ニンテンドーDSとかiPhoneを活用してマルチトラックレコーディングできてしまいます。いまいちiPadの使い道がさだまらなかったDTM系のアナタもこれで安心ではないでしょうか?もっともコンパクトなレコーディングスタジオの完成です。これで音楽制作もノマドワークできますね。
それにしてもUSBオーディオインターフェイスも安くなったものです。何年か前なら安くても数万円で販売されていたのに… 今回紹介した「BEHRINGER UFO202」には兄弟製品「UCA222」と「UCA202」もあります。お値段はわずかにお高めですが、S/PDIFオプティカル出力つきになります。用途に合わせてお選びください。
さてさて、肝心のiPad Appでの録音についてですが、私のほうで動作確認できたのは以下の4つになります(2010年12月21日現在)。ご参考まで。
- MultiTrack DAW — Harmonicdog
- Portastudio — TASCAM
- FourTrack — Sonoma Wire Works
- ReelDirector — Nexvio Inc.
最後の「ReelDirector」は音楽アプリではなくてビデオ編集ソフト。映像につけるBGMやナレーションを録音できる機能があるんです。「BEHRINGER UFO202」をつなげてしまえば、本体マイクからの録音だけでなくさらなる可能性が見えてきますね。こんな小さくて安いのに、DTMにもDTVにも使えるなんてスゴイな。
BEHRINGER UFO202
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2010年12月21日 08:35