キヤノン 一眼レフ EOS 60D を購入してみた
発売から3ヶ月ほど経ったでしょうか?ようやく値が下がって落ち着いた感のあるキヤノン EOS 60D を購入しました。
ということで恒例となった開梱の儀をご覧ください。
さて、以下が私のファーストインプレッションです。
まず第一に「軽い!」という印象。
これは購入してからの感想ではなく、発売当初に店頭などで触っても感じていました。50Dとか7Dといった金属ボディの製品と並んでいれば余計にそう思いますよね。だから単に「軽い」ではなく「軽い!」です。大きさ自体の印象もEOS Kiss X4と大差ないように見えます。ボディ素材の質感が似ていることも相まって、昨日などはまさにKiss X4のほうと間違えて手にとったほど。
プラスチック製となったことで50Dのような至高ぶりが減じて、むしろEOS Kissシリーズの方向に舵を切ったように見えます。安っぽくなったという意見も多々ありますが、普段使いのカメラは軽いにこしたことはありません。むしろウェルカムな変化だと思います。最近のカメラは「メカ」ではなくただの電子機器なのでプラスチックボディでもいいと思うんです。それになんたって「趣味なら本気で」という触れ込みですから、趣味以上のことなら上位機種を買えば良いんじゃないでしょうか。しかしこうなってくると、次期EOS Kissシリーズの展開のほうが気になりますね。そちらもバリアングル搭載となるでしょうか?
というわけで最大の購入理由であるバリアングル液晶モニタについて。これはEOSシリーズとしては初なんですよね。EOS 7Dあたりのタイミングでバリアングルでも良かったような気がします。そしたら7D買ってますよ絶対にね。というほど動画中心で撮影するユーザには嬉しいものです。写真しか撮らないにしても、ローアングルで三脚据えたときに確認しやすいですよね。これまではかなり無理な姿勢で液晶確認してましたから。
これまでEOS Kiss X4で動画を撮ってましたが、どうもあの撮影姿勢は無理があるんですよ。だからハクバ グリップストラップ KGP-04などで補佐するんですが、それでもカメラのホールドと液晶の視認どちらを優先するかといった具合。そりゃあガチでやるなら外部モニタ付けたり肩乗せにしたりと色々あるわけですが、それは映画屋さんが仕事でやればいいこと。われわれ一般ユーザとしては気軽に持ち歩いて、一眼レフならではの映像を楽しみたいというところですもんね。
そんなわけで、EOS 60Dにバリアングル液晶が搭載されたということは、素晴らしい第一歩だと思います。競合他社に年単位で遅れをとりましたが、EOSムービー好きとしては待って良かったというところ。ただしパナソニックとおなじ横開きの液晶なので、光軸と大きくずれてしまうのはイマイチですね。横に大きくせり出すのでぶつけたりしないか心配にもなります。ニコンやソニーのように縦に回転するほうがエレガントではないでしょうか。
ワイヤーレリーズの端子はEOS Kissシリーズと同じで、リモートスイッチRS-60E3が使用できます。バッテリーパックはEOS 7D や 5DMK2とおなじ LP-E6 になりました。機種移行や買い増しなどでも同じバッテリーが使えるのは良いですね。
ということで、機会があればまた撮影した映像などをお見せできればと思います。とにかく気軽に持ち歩いて動画を撮りたいなら、EOSシリーズでは今のところ唯一の選択肢かなと感じました。これまでの撮影姿勢は無理がありすぎた(笑)
あ、そうそう液晶保護フィルムにはケンコー製のものを購入しました。60D対応をうたうものの中には、背面液晶のみで上部のモノクロ液晶用のフィルムが付属しないものがありますので、お気をつけください。私が購入した製品は両方付いていました。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2010年12月24日 05:32