Flickrにアップした写真の色が変わる現象
膨大なデジカメ写真データのバックアップとしてFlickrはとてもいいサービスだと思います。しかしその写真の色が変わってしまったとしたら、安心してアップロードできないですよね?
ところがそんな事態が発生してしまったのです。
iPhotoで見る限りは逆光とはいえそこそこ顔が見える写真ですが、それをFlickrへアップすると黒くつぶれた色味になっているのです。これは困ったなあ・・・というわけで検証してみることに。
僕の場合、iPhotoから直接アップロードしているのですが、これを一旦デスクトップにコピーしたものをFlickrへアップロード。すると・・・
あら?ビンゴ?
上の写真はデスクトップにあるコピーからウェブブラウザを介してFlickrへとアップしたもの。
おいおい、差がありすぎだろwww
Originalファイルすらもこの色に!
どうしてこんなに差が出るのか。
で、色々と試したところローカルでも同様に、写真を開くアプリによって色が変わる現象が発生しました。
結果としてむしろ正常に表示できたのは iPhoto および Photoshop のみ。
PreviewとかSafariとか、あとQuick LookなんかだとことごとくFlickrで見たような焼き込み真っ黒写真として表示されてしまいました。うーんなぜだ? 写真表示用のアプリではなく、OSに備わってる機能で黒くつぶれるということは、むしろその方が正常値とも思えてくる・・・
と、ここで糸口がひとつ
同じ写真セットのなかに、iPhone 3GSのカメラで撮影したものと、Xacti SH11で撮影したものが混在しております。異常が発生したのは後者Xacti SH11のほう。
iPhone 3GSで撮影したものは、アップロード方法に関わらず(iPhotoからでもデスクトップからでも)まったく同じに見える色合いとなっていました。以下実際のファイル、左がiPhotoからで右のがデスクトップからアップロード。
ということで Xacti SH11 というカメラ由来の現象であろうと予想ができますね。じゃあその Xacti SH11 の何が問題を引き起こしているのか?とりあえずカラープロファイルを無視するなどしてPhotoshopで読み込んでみましたが、それでも黒くつぶれるということは流石になかったので、どうやらカラープロファイルのせいではないらしい・・・
ちなみに撮影当時の Xacti SH11 での撮影設定はというと
・フィルター なし
・被写体検出 OFF
・色域 動画 OFF
・色域 静止画 sRGB
・画質調整 ソフト&ビビッド
・ノイズリダクション すべてOFF
という状態になっております。被写体検出で「顔検出」になっているせいかと睨んだのですがOFFになってたのでそれが原因ではありませんでした。動画撮影と同時に静止画を撮影したから、動画のほうの何かの色設定を引き継いだ?いやいや、そうではない撮影写真(4:3の静止画モード)もあるのでそれも原因ではないですね。
うーん、どういうことなんでしょう?
僕の場合 Xacti は動画撮影が主なのであまり静止画を撮ることはありませんが、この現象の発生原因がはっきりするまではFlickrへのアップロードは気をつけたいと思います。もし原因が判明したらまた続報を書きますね。
というわけで続き
▼Flickrにアップした写真の色が変わる現象 Exif プロパティ編 »
追記:解決いたしました。
▼Xacti DMX-SH11 ファームウェアアップデート
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2010年3月23日 02:49