iPadはメモリ増設の呪縛から解かれたコンピュータだな、たぶん
すごく健全だと思う。
だって買ったまんまの状態でいいんだからね iPad
僕がずっと納得できなかったのは、買ったそのままの状態のパソコンは「物足りない」どころか「使えない」代物であるかもしれないということ。いちばんの要因はメモリ不足。メモリを増設しなきゃまともに動かないのに、何故わざわざ少ないメモリを搭載して売るのか疑問だったし、そのやり方にとても不満を抱えていた。
ひとそれぞれ用途が違うからメモリ積載量も変わるとか、最初からメモリてんこ盛りにしたら販売価格が上がってしまうとか理由はあったにせよ、あまり親切なことじゃないと思う(余談だが、僕がずっとMacBook Airを買わずにいるのは「いまどきメモリ2GBで何をしろと?」というのがあるからだ)。
その点、iPadはちがうのかもしれない。
iPhoneの時点でも既にそうなんだけど「メモリ食いのソフトがあるから増設しなきゃ」ということがない。Appleの統制下でイレギュラーなことが発生しにくい状況なんだろうな。厳密にはメモリ不足で落ちてるアプリなんかもあるだろうけど、ユーザにそういうことがまったく見えない。見えないので考える必要もないし、それを解決しようという気にもならないし、自力で進めてドツボにハマるということがない。まったくない。皆無なのだ。
そりゃあiPhoneなんかを触ってる限りではたいしたことはできないと思うけども、きちんとそのハードウェアで動くようにしつつ、最大限おもしろく役立つものをつくってくれるソフトウェアベンダーが多いのはいいことだ。
Adobeの優秀なグラフィックソフトがフルインストールできないのは残念だけども、この二年近くでAppStoreからはそれ以上の体験を享受している。はじめてPhotoshopをさわった日のような楽しさが毎日起きてるといっても言い過ぎじゃない。
たとえiPadでウェブデザインしたりできなくても、そんなのは大したことじゃない。
って思ったんだけど、iPad用のHTMLエディターが早くも登場したの?
▼HTML Edit — Mediahive
なにこれスゴイじゃない(しかもiPhoneとも兼用できる)。こういうの見ちゃうと僕のMacBookはモバイルマシンとしてはそろそろ退役して、家でUstream専用に据えちゃってもいいかなと思ってしまう。そんな希望があるね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2010年4月 3日 00:02