tumblr以降は短いフレーズ以外は書いてもしようがない気がしてる
長文ウザイと言われた時代はまだ読んでくれたが、今はクリッピングされた一部分だけが流通していくということ
喫茶店でお茶してたら隣の学生風の男子ふたり組がこんな話をしていた。
「情けは人の為ならず」ということわざは「情けをかけるのは人のためにならない」という意味ではなく、人に親切にしてあげると巡り巡って自分に返ってくるというのが本来の意味らしいよ。
本来もなにも、それがこのことわざの意味である。君らが意味を理解してなかっただけであろう(笑)
しかし名言や故事成語などには、それが発せられたり成立した当初とはまったく違う意味で理解されているものも少なくないかもしれない。どういう経緯で出て来たかまでを知るよりもずっと先にそのフレーズだけを覚えてしまう。
この現象と似たようなことがtumblrによって発生している。
ブログの中からここぞというワンフレーズが一人歩きしていく様は面白い。
有名人や巨匠の発した言葉ならまだしも、我々市井の人とあっては、その言葉が出て来た経緯などもあまり知られることはないだろう。たとえハイパーリンクによってたどりやすくなっているとしても。
そうして流通していく短いフレーズが、極力もとの意味を保持したままでいるためには、twitterのような形が今のところベストかもしれない。全文引用しても短いフレーズのままだ。そう考えるとRT(ReTweet)はとても良い仕組みに思えた。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2010年6月 6日 13:57