EPUB 電子書籍がつくれる iWork(Pages)最新版
Mac用の純正ワープロソフト「Pages」から、EPUB形式の電子書籍が書き出せるようになりました。
僕の予想ではiPad版の「Pages(Download Pages — Apple Inc.)」が先にやるだろうと思っていたのですが、そこはやはりMacの面目躍如でしたね。Mac版の「Pages」はオフィススイート「iWork '09」に入っています。これが実にリーズナブルな価格で、ファミリーパック(家族5台で使えるライセンス)でもわずか1万円程度なんです。しかもパワポやエクセル、ワードの読み書きは普通に出来てしまうんですね。
さて、その「Pages」の最新アップデータを適用するとEPUB形式の電子書籍が書き出せるというわけで、これまで旧いバージョンを利用してきた僕は、ニュースを聞いた途端にすぐさま量販店に走り現行バージョンを購入してきました。
さあ、EPUBを書き出すのは成功したものの、やはりいくつかのスタイルはCSSに適用できませんでした(というアラートもちゃんと出る)。そして文章の段落がp要素ではなくdiv要素でマークアップされてるのがちょっと気に入らない点でした。しかし、いつものワープロから電子書籍がエクスポート可能という手軽さは素晴らしいですね。作家がそのまま出版という、中抜き時代を象徴するようなアプリでもあります(笑)
機能的な面では、Safariで表示中のブログを"画像やURLリンクも含めて"コピペしたところ、見事にこれらを内包したEPUBができあがりました。ちゃんと画像ファイルとして保持してますし、URLリンクはiBooksでも動作しています。ユーザーの誰もをクリエイターにしてしまうAppleの製品、素晴らしいの一言に尽きますね。
まだMacを持ってない方はこの機会にいかがでしょうか?
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2010年8月29日 04:13