信号の青と緑と、山手線と京浜東北線
赤でも黄でもない「進んでよし」の信号の色。それが緑色にも関わらず呼称は「青」
僕は3歳時健診のとき、色盲検査でずっと緑色のことを青色と言い続けていたらしい。祖母がよくその逸話を語っていた。
幸い色盲の症状ではなく違いはちゃんと認識できていたが、国や文化圏によって「ボンダイブルー(初代iMacの緑色)」の呼称のように青と緑の境界は大きく異なるようだ。懐かしのレイトンブルーなども同様、あれはエメラルドグリーンに近い。
さて、それから30年以上が過ぎたが、今も青と緑の類似性には困ってしまう。
車体に緑色の帯がペイントされた「山手線」と、色違いで青帯(水色?)の「京浜東北線」。この2つの路線において、東京東部のある区間では共通点が多く、同一と見なしても良いことがあるのだ。
駅のホームへ向かうと山手線は運悪く発車してしまった直後。だが向かい側ホームの京浜東北線がちょうど来たところだったので乗車した。なんていうことはよくある。なぜ乗車しても良いのかといえば、田端〜品川という山手線の半分近くのエリアをこの京浜東北線が並走しているから。要はそのエリア内であれば、どちらに乗っても同じことなのだ。
しかも山手線と違って快速もある。この快速がじつにクセものだ。
たとえば池袋へ行きたいとき。本来であれば山手線に乗るところだが、ついつい快速のほうが速いということで京浜東北線に乗ってしまう。田端で乗り換えればいいやと乗ってしまう。で、うっかりしてて気付けば東十条あたりということが少なくない。
だって日暮里とか田端とか駒込とか、地味すぎてどこがどこだかわかんねーもん。
いやほんと、山手線西側の華やかさとメリハリに比べたら、田端周辺は各駅の違いもよく分からない地味さだ。だから明らかに山手線とは違う雰囲気になる東十条まで気付かない。逆方向なら川崎まで行って「なにあのコンビナート?」となるまで乗り続けてしまいかねない。
山手線との並走が終わるときには強く強く、車内アナウンスしてほしいと思います。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2010年9月 9日 09:55