「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?
「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書)
この本、息子が図書館で借りて来ました。こども向けではありますが僕のようなユルい頭の大人なら「なるほど」と思いながら読めます。
タイトルがショッキングなうえに、その手の話題しか書いてないような印象を持ってしまいますが、実際にはちょっと違います。
今、日本が抱えている2大難題である、現在の「アメリカ発の世界不況の仕組み」と、将来不安を生み出している「年金問題」を、予備知識を一切前提とせずに、文字通り"世界一わかりやすく"解説しています! しかも、驚くくらい"深い"内容です!! この本で解説する「本質」の部分が見えるようになると、現在の様々な経済のニュースが、実はとてもシンプルなものだと分かるようになります!
というのが売り口上になっておりますけども、まさにその通り。「考え方」や「見方」を提示している本ですね。もちろん年金問題、とくに破綻するのかどうかについて大きくページを割いて解説されてますので、それ目当ての方もどうぞご心配なく。
読んでみた感想をば少し:
どうせ年金制度は破綻するとか、または俺らの世代はもらえても小額だとか、給付される年齢が80歳くらいになっちゃうんじゃないの?とか、そういう意識は誰しもがもっていると思います。で、本書を読んでみて「だから俺は払わないよ」という選択肢は有り得ないなと思うようになりました。そう思ってる方はぜひ読んでみることをオススメします。
そもそも年金や保険のたぐいは、未納のひとには支給されないわけですからね。未納者増が、きちんと納付してる人の支給にまで大きく影響するでしょうかね?どう思いますか?これは、そういった考え方の本です。
「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書)
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年10月12日 00:58