KORG M01 公式ガイド
あの「KORG DS-10パフォーマンスガイドブック」にて、懇切丁寧に解説してくれた村上俊一さんによる、今度はKORG M01の解説書でございます。
一通り読んでおりますので、書評など。
※ご存知ない方のため一応説明いたしますと、ニンテンドーDSで本格的に作曲できるというソフトがKORG M01です。
そもそものKORG M01というのが主体は音楽シーケンサーですので、KORG DS-10のような音作りの奥深さや意外な裏技などはほぼありませんよね。なので、玄人衆にはこの書籍はそもそも不要のように思えます。
では誰向けかといえば、ニンテンドーDSを利用して作曲を始めてみたいという方です。いわゆるDTM初心者。
ソフトの扱い方については製品マニュアルでも事足りますが、もう一歩突っ込んで、じゃあたとえばロックンロールの8ビートはどう打ち込むのか?といった点や、ポップミュージックでは避けては通れないパッヘルベルのカノンを実際に打ち込んでみるというチャレンジなどなどで心強い味方になってくれる一冊です。
全音色リスト、カオスモードのスケール表なども嬉しいところです。
テンポとステップの関係、シーケンスとソングの構成、すでに肌感として身に付いている方には本書は物足りないかもしれませんが、初心者にとっては懇切丁寧な解説で(投げ出さないかぎり)何度でも目を通して「できる」まで使えるガイドブックだと感じました。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年1月 7日 23:38