FUJIFILM FinePix HS10 で撮影した写真・動画
FUJIFILM デジタルカメラ FinePix HS10 FX-HS10
安価なのに超高機能なデジカメということで、30倍ズーム FinePix HS10 全部入りネオ一眼を四ヶ月使い倒しレビューというのをやりましたが、そちらでチラリとお見せした写真や動画などを改めてちゃんと掲載しつつ、解説なども加えておきます。
まずこちら。
レンガの質感と影がいい感じですなあ。ほんとキレイ
不夜城もほんとに不夜城ぽく撮れます。24mmという広角端ならではのドーンと構える眠らない街。最高ISO感度6400
夜景は複数枚を重ねてノイズ少なめのまろやか仕上げにもできます。
あ、そうそうRAW撮影もできちゃうんだよ。
24-720mmという超絶30倍ズームですから、電車好きの撮り鉄にオススメしたい。どんな状況下でも電車逃がさないから。
電車といえば、僕の大好きなスローシャッターでのこういった表現も。
スイングパノラマ機能も搭載、パンするだけでカンタンにこんな写真が生成されてしまいます。
30倍ズームがどれほど凄いかというと、この画面内の小さく写ってるタワーマンションへ…
プライバシーを侵害しかねないほど寄れるわけです。もはや狙撃手w
こんなに鳥がいるのかよwww
いちばん奥の鳥は肉眼で確認してなかったので撮影してみてマジでびっくりした。なんだこれ怖いわ。
ここまでのズーム幅があると、それを使っての絵作りもいろいろ楽しめるわけです。
ま、そう極端に寄るのはアレですが、このズームなら絵作りの幅も広がるというか、余裕があるわけですよ。
あ、信号がぜんぶ青だなと思ったらパシャリ。ズーミングで意図した通りの絵にできます。この余裕はほんと精神的に良いです。
柳の葉っぱのように細くてユラユラしてるものを望遠で狙っても、オートフォーカスも手ブレ補正もガッチリつかんでくれます。安心!
720mmもの超望遠なのに、お月さんを三脚ナシで撮れてしまう手ブレ補正のすごさをお分かりいただけますでしょうか。
使うかどうかは分かりませんが、動くものを認識して消してしまうという「動体キャンセル」機能もございます。
こちらもおなじく使うかどうかは分かりませんが、動くものを認識して連続体にしてしまうという「動体キャッチ」機能もあります。ペット写真などにいいかも。
さてお次は動画機能ですが、基本的に露出やフォーカスなどはフルオートでの撮影になります。とはいえマクロ撮影は可能。月の撮影などは必要に応じてNDフィルターなどを使うと良いですね。
フルHDのときでビットレートは16Mbpsほどと若干低めのような気がします。画質のほうも相応で、三脚に据えて静物を撮るなら無問題ですが、これ手持ちで運動会を撮ろうなどとした途端に破綻しそうです。
いくつかの速度でハイスピード撮影(スローモーション動画)もできます。あまり速いと実用に足る画質ではなくなりますが、使い用によっては面白いことができると思います。
上はたまたま撮影した駅の通過シーンですが、うっかり間違えてハイスピードで撮影してしまったものです。これが元になって「High Speed Passing (ハイスピードパッシング)」というシリーズ作品に発展したので、怪我の功名といえますね。余談でした。
はい、ということで「FinePix HS10」の実力、いかがでしょうか?材質や部品の安っぽさをのぞけば、工業デザイン的にも使いやすい工夫がされた素晴らしいカメラですし、なんたってこの性能にして今日現在の価格が27,000円を下回ってるというコストパフォーマンスの高さ。これはもうオススメしないわけにはいきませんホントに。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年1月 9日 01:35