PC LENS IN A CAP を改造してイザワオプトのiPhone用コンバージョンレンズに対応させる方法
前回 予告した、一眼をトイカメラにするレンズ付きレンズキャップ「LOREO LENS IN A CAP」の改造法を紹介します。(※ 改造する場合はくれぐれも自己責任でお願いします)
どう改造するかというと、イザワオプトのiPhone用コンバージョンレンズを装着できるよう、スクリューマウントを「LENS IN A CAP」に設置します。
具体的な改造法については以下の動画をご覧ください。
撮った写真については次回「一眼トイデジ化計画「iPhone用レンズ」+「PC LENS IN A CAP 改」にて撮影した写真作例」にて公開中!
さて改造について補足解説です。まずはノーマルの「LENS IN A CAP」から
LOREO LENS IN A CAP
こちらは特に難しくもなく、スクリューマウントのリングを接着剤で付けてしまえばいいです。改造というか、ただそれだけ。ひとつ気をつける点は、瞬間接着剤を使わないこと。瞬着だとレンズなどが白く濁ってしまう事故が発生しますので、今回はコニシのウルトラ多用途SUという接着剤を使用しています。以下の製品です。
さて次にパースペクティブコントロールのできる「PC LENS IN A CAP」の改造です。
LOREO PC LENS IN A CAP
これも基本的にはマウント用リングを接着するだけですが、うえの動画のとおり少々厄介です。ざっと写真でもういちどおさらいしましょう。
0.2mm厚ほどのうすいプラ板を、絞りターレット部分の径にあわせて切ります。バネの箇所を切り欠きにして、バネ可動スペースを確保。
これらをボンドで接着するだけですが、前述の通り瞬間接着剤を使ってはいけません。
はい、最初にプラ板のほうを貼付けます。それこそが目的ですので、この工程までたどり着けば完成したも同じきぶん。
接着剤を塗るまえに、マウントリングにiPhone用レンズを装着しておくと便利。レンズ自体を持って接着作業ができます。ピンセットいらず。
「PC LENS IN A CAP」本体とスクリューマウント部分を接着します。
あとははみ出た接着剤などを掃除して、「PC LENS IN A CAP」のフロントカバーを元に戻せば完成です。
要は接着面が少ないので、それを増やすというだけの作業です。レンズまわりの本質的な改造ではないのです。にも関わらず効果は絶大ですよ。なにしろイザワオプトの豊富なレンズを一眼レフで使用できてしまうのですからね。
しかもトイデジ的な映りにもかかわらず "デジタル一眼だけに" 高解像度のRAWやフルHD動画などで記録できてしまうわけです。そして、トイデジなのにマニュアル露出を活用できてしまいます。これは新世界。
ということで改造のベースとしても「LENS IN A CAP」はとてもお役立ちというわけです。今日いくつか作例を撮影してこようと思ってますので、また近いうちにご覧にいれますね。
※ レンズおよびスクリューマントはイザワオプトのWebショップにて購入できます。「LENS IN A CAP」は以下にリンクを用意しております。
LOREO PC LENS IN A CAP
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年1月18日 05:30