驚きの曲がり角にて、ホーンテッドマンションのモデルになったバンフスプリングスホテルを眺める
これまでにもお伝えしてきた通り、ロッキー山脈に囲まれたカナダのバンフ国立公園はとんでもなく美しい光景の宝庫です。んでもって広い、どことっても広い。ですから、今回はそのなかからパノラマ景観を中心にご覧いただきたいと思います。
まずはゴンドラでサルファーマウンテン(Sulphur Mountain)の山頂へ。ここでカナディアン・ロッキーの山々を360度眺めることができます。
展望台では、各国の国旗にて、その方向を示しております。マイナス10度の世界で遠く日本を想い涙も凍ります(笑)そんなわけでダイヤモンドダストもハラハラと舞う山頂、どこ向いてもいい形の山々。零下の気温ながらも広がる青空と、乾燥した突風がたいへん気持ちよいです。
そしてレイク・ルイーズ(Lake Louise)という湖。たいへん美しいそうですが、この日は既に全面的に凍結済みでした。ま、それはそれで美しい。
この湖の名前は当初、発見者によりエメラルド湖というベタな名前が付けられたそう。後に、総督夫人であるルイーズ・キャロライン・アルバータさんのお名前が付けられたそうです。ちなみにアルバータ州という名も彼女に由来。ヴィクトリア女王の四女だったそうなので、鶴の一声でしょうかね?
遠くにホテルの建物がありますけども、これは有名なシャトー・レイク・ルイーズという高級ホテル。泊まってみたいっすね。「DANGER Thin Ice」なんていう注意看板がありますけども、一緒に写ってる人々は氷の厚さを調査している人々のようでした。このあとバギーで乗り付けていたほど氷は既に厚くなってますのでご安心を。
さて、最後はその他いろいろなバンフの名所など。まずはバンフの街の夜景から。
じつはバンフの街自体もバンフ国立公園のなかにあるので、勝手に家建てたりしちゃいかんのだそうです。それにしても綺麗な街並です。どう撮っても綺麗です。
2カット目の山は「キャッスルマウンテン(Castle Mountain)」という馬蹄形の山なのですが、真横から見てるので馬蹄形は把握できないですね。でもキャッスル(城壁)のような感じは十分あるでしょ?なかなか迫力ある光景でした。
36秒目からの滝は、ボウ川のボウ滝です。ダイナミックに凍っておりました。で、この滝の直上にございますのが「驚きの曲がり角」こと「サプライズ・コーナーSurprise Corner」です。なにが驚きかって?道路脇の木立がぱたっと切れて、遠方のバンフスプリングスホテルがよく見えるのよ。
で、これが東京ディズニーランドのホーンテッドマンション外観のモデルになった建物だそうよ。
さて、1分30秒目からの倒木がある雪山の風景、これ結構重要です。
これはファイヤーコントロール(fire-controll)という人為的に起こした山火事のあとなのです。ネオ・カナダ代表のガンダムといえばランバーガンダムというほど森林に恵まれたカナダですから、自然発火する山火事は大問題。今回いっしょに旅したカナダ出身のミカエラさんも、山火事での避難経験があるとか。
ファイヤーコントロールによって、事前にある範囲を山焼きしておくことで、大火を防ぐという管理がされているのですね。
最後のパノラマのカットですが、これはジョンストンキャニオンという氷結した川をさかのぼって滝を眺めるハイキングでのひとこまです。次回また改めてこの模様はレポートしますのでお楽しみに。
※ 同じ質問を複数いただいてるので、この場を借りてお答えしますね。
(1) これらの動画のパノラマ撮影はiPhone 4SおよびGoPano microによるもの。フォーカスが難しですけど、なかなか綺麗に撮れますね。何より、面白い。
(2) 動画のBGMに使ってるのは、iPhone App の「iKaossilator」というものです。あのカオシレーターのiOS版です。簡単にこういったBGMが作成できてしまうので、ビデオブログする人は必携ツールと言えます。ダウンロードは以下のリンクよりできます。
KORG iKaossilator — KORG INC.
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年12月 3日 14:06