鼻毛もダジャレも凍りつく本物の北の国から
バンクーバーから飛行機にてユーコン準州はホワイトホースの街へ。
おい、真っ白じゃないか!><
ぼんやり太陽柱現象が起きてるんですけど!!!
珍しいからと写真を撮った私ですが、ガイドさんたちは見向きもしない。え?え?これ珍しい現象じゃないの?寒いとこでしか見られないんですよ?ね?ね?あれ?
空港からクルマで約20分、ホワイトホースの中心街へとやってきましたが…
寒いから、どうせ寒いから、
もうやっちゃうよ、俺ちゃっちゃうよ。
どんな寒いダジャレ言っても平気なんだから!!というわけで動画撮ってみました。
うーむ。
ユーコンに来てから鼻のなかがチクチクしてましたが、鼻毛が凍ってたんですよね。交わす言葉も凍てつく北の大地とはよく言いますが、凍ってるのは言葉ではなく私の顔面の筋肉でした。うまく口がまわらない。東北弁が比較的みじかいワードで構成されているというのも頷けます。悠長にしゃべってたら凍死するわ(笑)
上の動画の最後で、飛行機からのカットがありますけども、ガラス一枚を隔てて外は死の世界といっても過言ではないわけです。
そりゃね、古今東西どこだろうと上空1万メートルは寒くて凍死しますよ。だけどね、あまりにも象徴的なビジュアルでかなりショッキングですよね。
飛行機のなかにいても、壁際からひしひしと冷気を感じるんですよ。これ、早朝の便だったんですけども、翼が凍ってるからスグには飛び立てないの(笑)お湯か何か知らないけどスプレーして解凍すんの!
で、まだ夜明け前の真っ暗なうちに離陸して、飛んでるうちに次第に夜が明けてきて「嗚呼きれいな朝焼けの山々だね」と皆が和んでたときに件の凍死している虫を発見したわけです。うううー凍えるエピソードだぜ!!
そんな寒さのなかでも、人々の心を温めてくれる料理はありました。
アントワネット(Antoinette's)というお店ですが、店主(兼ウェイトレス)はアフリカ系の陽気なお姐さん。店内も陽気なインテリアと暖色系の照明で、そりゃあ心躍らないわけがない。ということで、ユーコン・ゴールドという地ビール(エール)をいただきました。
(このあとまた凍えながら帰ったわけですけどねwww)
さて、そんだけ寒いと日本の冬では想像もできないような防寒具の重装備を用意しなくてはなりませんが、私らそこらへんの知識がまったくないもので全部レンタルしました。以下のような巨大なバッグに一式詰まってホテルに届けてくれます。
中には、寒冷地用ブーツ(フェルト内履きの入った二重構造)、牛革グローブ(B3ジャケットみたいなボア付きのん)、防寒ジャケット(すんげー暖かい)、防寒ズボン(これ無しでは出歩けない)というセットが入っております。
これはバッグに入ったロゴから察するにMW Outfitsという所のレンタル品ですが、ホワイトホースの街ではこれ着た日本人がめちゃめちゃ多かったです。皆おなじ格好の旅行者っておもしろいよね。そして皆、これ着てオーロラを見に行くわけです!その記事はまた別の機会に!
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年12月10日 17:02