やっぱり良かった 冬のカナダ西部旅行 まとめ&総評
夏のカナダ旅行に続いて冬も行って参りましたカナダ旅行。
最初に、まとめ動画からご覧ください。
出発したのが2011年の11月20ですから、足掛け1ヶ月にわたる長期シリーズになっておりますけども、実際に旅行していたのは11日間になります。では、これまでの記録を振り返ってみたいと思います。お時間ない方は下の、全動画プレイリストだけでもご覧ください。
Canada Nov. 2011 初冬のカナダ西部の旅 全動画プレイリスト
さて、個別記事に移ります。
まずは出発時に成田で書いた記事より。
冬のカナダに行って来ますね
今回の旅の相棒は、日本ビデオブログ界きってのカナダ人(何?)ミカエラさんです。以下はご近影、ていうかまさに今現在の写真 生粋のカナダ人とカナダに行くというのは、鬼にカナダ棒(何?)ですよね。
これから始まる大冒険を楽しみにしすぎておかしなテンションになっております。夏のときの一人旅とは違って、今回の旅はミカエラとの二人旅になりました。友人と一緒に旅して喜びや発見を分かち合うってのはやっぱり良いものですからね。
まずは成田からバンクーバーへ。
そこで乗り換えてさらにカルガリー空港へ。
なんだか冬季オリンピックを乗り継いでるみたいw
成田空港からバンクーバー経由でカルガリーへ
冬季オリンピック気分で目にしたのはスキージャンプ競技のジャンプ台。カルガリー空港からバンフの街へと向かう途中です。
カルガリー空港からバンフの街へ向かう。
そしてバンフの街へと到着。
着いたのはもうすっかり夜だったので特に予定もなく、ホテルでシャワー浴びてちょっとこんな実験をしてみました。なんと外はマイナス10度の世界!詳細はリンク先にて
氷点下の気温で濡れた髪の毛はどうなるんだぜ
じつはここバンフは(街も含めて)ユネスコ世界自然遺産なのです。当然良い眺めだこと。
美しすぎる世界遺産 バンフの街からカナディアン・ロッキー山脈の眺望
これは嬉しい四面楚歌。どこを向いても美しく興味深い形の山ばかり。
目覚めてホテルの玄関出たらこのカナディアン・ロッキー山脈の美しさ。
そりゃ至るところでシカも出没するわ。
なんたって世界遺産の街ですもの。
鹿を見るシカない!この街じゃ
ジョンストキャニオンという、氷結した瀧がふたつもある谷を散策しました。これはとっても楽しかった。浸食・地形マニアの方にもおすすめ。動画もあるので是非リンク先でご覧ください。
氷の宮殿を巡るジョンストンキャニオンのアイスウォーク
バンフはとても気に入って、他にもたくさん記事書いてしまいました。以下リンクです。
▼カメラ・デジタルガジェット好きにも分かるように、カナダのバンフという街について説明してみる
▼カナダの天然温泉と希少生物のお話
▼驚きの曲がり角にて、ホーンテッドマンションのモデルになったバンフスプリングスホテルを眺める
▼旅とインターネットの面白みはやっぱりこういうの
そういえばバンフではお寿司屋さんもラーメン屋さんもありました。どちらも日本語表記してた。ホテル内のレストランでは日本人ウェイトレスさんもいらっしゃいました。意外に日本人には住みやすい街なのかも。
このバンフ近くのレイク・ルイーズにて撮影のこの一枚。何度見ても好きだなあ。
【お笑い編】カナダ冬の写真ベストショット【寒い】
バンフのあとはカルガリーに逆戻り。
この行程がおもしろい、山地から平野に降りて行くまでの1時間半のドライブを3分に縮めた動画を作成してみました。また地形マニアの皆さんや気候マニア・植生マニアの皆さんには色んなことが見えてくることでしょう。以下のリンク先にございます。
ロッキー山脈の麓から平地まで3分でドライブしてみよう
山々の見えている間は霧も多く曇った空です。アルバータ牛を放牧している牧草地帯に入ってくると次第に晴れてきますね。下まで降りて住宅街が見え始めると気持ちの良い晴天です。でも、ずっと太陽が低い位置にあるというのは、この季節の高緯度地域特有の風景で、これも面白いですね。
で、カルガリー空港そばのホテルにて一泊いたしました。一夜あけて次はバンクーバー空港まで飛びます!写真は早朝のカルガリー空港にて撮影
そして飛んできましたバンクーバー
ここは見るからに大都会ですな。練馬区民の私はちょっとビックリするレベル。
大都会ではありながら、ほどよく自然も共存している印象がありました。
下の動画はスタンリーパークにて、リスさん達がたわむれている様子です。
他にグースなども多数おりまして、たくさんグースの糞を踏みました(笑)だって芝生とおんなじ緑色でよく見えないんだし!
また、そのスタンリーパーク内の水族館に行ったり、かのビル・リード作の彫刻を眺めたり、とてもゆったりした時間を過ごせました。
リスやグースを眺めながらバンクーバーのスタンリーパークで和む。めっちゃ和む。
バンクーバー水族館(Vancouver Aquarium)というのもスタンリーパーク内にあります。ガイナックス顔したクジラ類のベルーガ(シロイルカ)のショーなどが楽しめます。
それにしてもバンクーバーも日本の面影とかアジアの雰囲気多々ありますね。下は日本風をうたうホットドッグ店。
バンクーバーのジャパドッグなら海原雄山も手が汚れるだろう
テリヤキ、ネギミソといったホットドッグ店とは思えない言葉がおどっておりますが、味のほうはなかなか。
北米最大 ウィスラーブラッコムのゲレンデでオリンピックのコースだって滑れるゼ
超広大なウィスラーブラッカムのゲレンデでスキー/スノボを堪能しました。片栗粉みたいなパウダースノーを鳴き砂のようにギュッギュときしませながら滑る感動
そして森の谷を空中遊泳してしまうエクストリーム体験ジップトレックも。
アバターかナウシカみたいなファンタジー感覚、地上40メートルを1本のワイヤーで渡るジップトレック(Ziptrek)に挑戦
ウィスラーで冬と雪を満喫したあとはバンクーバー空港に戻って、今度はユーコン準州の街ホワイトホースへ。ロッキー山脈をビューンと飛び越えて行きます。
というわけでホワイトホースの街へ到着。
鼻毛もダジャレも凍りつく本物の北の国から
ユーコンに来てから鼻のなかがチクチクしてましたが、鼻毛が凍ってたんですよね。交わす言葉も凍てつく北の大地とはよく言いますが、凍ってるのは言葉ではなく私の顔面の筋肉でした。
ガラス一枚を隔てて外は死の世界といっても過言ではないわけです。
そんな極寒の地で、われわれ犬ぞりにチャレンジしました。
犬ぞり超速いんですけど!
いよいよ今回の旅の最大の目的、オーロラ観測であります。初めての寒さ、初めての被写体、さて我々は上手にカメラにおさめる事ができたんでしょうか?
厳寒のオーロラ観測ツアーはじつはポカポカだった
厳しい寒さだからこそ、屋内で暖かい飲物と暖炉であたたまりながら、マシュマロやクッキーなど食べながら、オーロラの出現を待つという観光ツアーだったのだ。
盛大にオーロラが出現してくれたおかげで写真だけでなく、ちゃんとタイムラプス動画でも撮影してきましたよ!ご覧あれ
オーロラをいかに撮影したかという点については、以下リンク先の記事にて詳細に書いております。お高いレンズとカメラではなくて、われら庶民レベルの道具でどう撮るか。そして海外旅行の荷物をいかに減らすか。
実際オーロラの撮影方法ってどうなのよ、そして私はいかに撮影機材を減らしたか
ところがオーロラ撮影なんてのは長時間露光ですから、三脚が必須です。海外旅行にしっかりした三脚ふたつも持っていくなんてしんどいことイヤですわな。じゃあどう解決する?
オーロラも無事に撮り終え、私たちはアイスフィッシングに興じました。ハイキングして雪山を越え、氷結した湖に穴をあけてニジマスを狙います。
氷に穴あけて魚釣るのはワカサギだけじゃなかった
こんなだだっぴろい湖のどまんなかで、友達とのんびり釣りしながら過ごせるっていうのはとても幸せですね。(拡大画像 22071 x 3768 こちら)
そして最後は、超絶ビューティフルなダイヤモンドダスト舞う湖を散歩。ただそれだけなのに、めちゃくちゃ気持ちいい。雪の上にiPhoneを立ててただ撮影しただけなのに、とっても綺麗な映像。これは必見
ダイヤモンドダスト舞うビジュアル系な湖を歩く
ちなみにダイヤモンドダストというものは日本特有の呼び名らしいですよ。寒い国では珍しくもなんともなくて名前すら付いていないようです。オーロラを愛でるのも日本人が多いという事実とあわせて、日本人ておもしろいなと思いました。春はあけぼの、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて、カナダならダイヤモンドダスト、夜にはオーロラ。
さあて、冒頭でお見せしたこの旅のまとめ動画、今朝アップロードしたばかりなのですが、YouTubeのほうで嬉しいコメントをたくさんいただいてます。中でも最もカナダという国を象徴するようなものを一点紹介しますね。
We Love Canada — 冬のカナダ旅行まとめ動画 コメントより
i live in canada but i've never seen anything like that. jeez i must explore my own country more! lol.
librislibertas
まったくそう思います。
同行したミカエラはカナダ生まれカナダ育ちながら初体験が沢山あったみたい。
カナダの国土は日本のおよそ27倍もあるそうですが、人口は日本のわずか4分の1程度です。どんだけ広いんやっちゅう話ですわ。僕みたいな深堀りしてしまう人間は一生かかっても知り尽くせないほど色んなものがあると思います。
海外旅行先として、行く前の期待度よりも、行った後の満足感のほうが高くなる国というのはあまりないそうです。で、その筆頭がカナダなのだそうですよ。
オーロラ観測のツアーでは、一般の日本人観光客の方々と一緒に回ったのですが、皆さんとても良い笑顔をしていたのが忘れられません。
もし気になったら、駅なんかで配布されてるカナダツアーのパンフレットを手にとってみると良いです。僕らが今回行った先はほとんどそういったツアーでの渡航先・宿泊先ですので、このリポートもより現実味を帯びてくることができるかと思います。
おしまい
※ 夏に行ったカナダ東部の旅の記事まとめは以下のリンク先にあります。あわせてご覧くださいませ。
▼カナダ・オンタリオ州旅行まとめ
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年12月25日 20:42