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この震災を生き残れる飲食店の条件が資本力だけであってはならない

この震災を「外食」というものをきちんと考えなおすきっかけにしてはいかがでしょう?

先日、かの有名な豚組@hitoshiさんからこのようなツイートがありました。広尾の一店舗が閉店してしまうと。
http://twitter.com/hitoshi/status/50483600705060864

【お知らせ】突然ですが「豚組はなれ せいざん」は4月10日をもって閉店することと致しました。現在の外食産業の環境を踏まえ、財務や社内体制をできる限り強化するためのやむを得ない判断です。これまで支えてくださった皆様に、深く御礼申し上げます。そしてこれからも宜しくお願い申し上げます。

さて、マクドナルドだけを食べ続けるとどうなるか?という伝説的なドキュメンタリー「スーパーサイズ・ミー」という映画があります。

その劇中にて、監督自身による「子供のころはそんなに頻繁に外食していなかった」というような内容のモノローグがあったかと記憶しています。僕もたしかにそう思います。ファミレスやファストフードが少ないころは、外食なんて何か特別なときだけの「ご馳走」でした。

それがいつの間にか全国どこへ行っても同じようなファミレスやファストフード店が建ち並び、いつの間にか自炊の面倒な夜はファミレスで済ます、朝はファストフードで済ますなどといった生活スタイルが定着してきました。

一時期のデフレの影響なども重なって、一人暮らしや核家族などにとっては自炊よりも安く済む場合がありましたよね(味や安全性はさておき)。特に生活コストの高い東京などでは如実だと思います。外食=特別なご馳走ではなくて、日常の食事のスタイルになってしまったんですね。

ツイッターを見ていると、震災復興のためにも「経済を止めないように」どんどん消費しようという呼びかけを多く見かけます。僕自身も3.11以降ずっと意識的に外食などをしていますが、やはりそれも限度があります。

その限度というのは金銭的なものは置いといて、今現在の先行き読めない電車運行という状況だとやはり、遅くまで飲み歩くとか徒歩圏外まで食事に出かけるなんてことが気軽ではなくなるんですよね。@marimari_loveさんが分かりやすくツイートしてました。
http://twitter.com/#!/marimari_love/status/51246275139616768

朝:電車が遅れるかもしれないから家で食べる。夜:早く帰ることが最優先だから家で食べる。…健康的で経済的だけど平日は消費の入る隙間がないわ。

その通りですね。
だから都心がいくら計画停電の対象外になってるとはいえ、お店がいくら開いてたとしても、人が集まって来れないんですよね。

# 僕なんか三食ぜんぶ外で食べてることもざらにあったわけですが、今ぜんぜんそんなことないです。

ただ、地元のごく近所のお店に入ると逆に以前より繁盛してたりするんですよ。だから、都心のお店はやはり郊外から来た人たちで保っていたんだなという気がします。住んでる街の馴染みのお店なら、こんな世の中であっても安心して行けますし、電車の時間や混雑なども気にしなくていいですからね。これが本来のあるべき姿なのかなあと思ったりもします。

つくづく思うんですが、目に見える東京って第三次産業だけで回ってたんですよね。資源もなく国土も狭いなかで世界一の大都市になるというのはそういうことなんでしょう。

それで何が言いたかったかというと、冒頭で挙げた豚組なんかは今回の放射能問題よりずっと以前からミネラルウォーター使ってるそうです。@hitoshiさんの顔が見えるというかツイッターで人柄も伝わりやすいのもあり、安心して食べに行けるお店なんですよね。

僕もまあ広尾とか西麻布とか滅多に行かない人間なんで豚組がいくら美味しくても足しげく通えたりはしないわけですが、だからこういうこと言える立場でもないわけですが、そういうちゃんとしたお店が真っ先に悲鳴をあげることになるというのはどうも何かおかしいなと。

食以前に商売ですからお金に左右されてしまう面が大きいのも否めませんが、良いお店がどんどん衰退していって、大資本によるもの=たとえばファミレスとかファストフードのチェーン店だけが残ったとしたら悲惨という他ありません。

普通に考えて「早い、安い、旨い」の三拍子そろうことがないというのが、僕個人の外食に関する見解です。絶対にとは言わないまでも滅多にないです。分かりますよね?にも関わらず、味噌汁つきの牛丼が280円とか、そんなのもう理解不能なわけですよ。それをやるお店の事ではなくて、そこにお金を使える感覚がよく分からない。

たとえば極貧だからとかは理由にならなくて、仮に極貧でも外食できてしまうということが何を意味するかというのは、一度ちゃんと考えたほうがいいかもしれません。そういうターニングポイントに来てると思ってもいい。そんなお店ばかりが残ってしまうのは良いことなのか?

さほど旨くもないただ安いだけの店に何十回も通うより、それをやめて本当に旨い店に一回行けばいいんじゃないかと思います。みながそうすることで本当に残るべきお店こそ残るんじゃないかな。楽観的すぎるけど。



投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年3月26日 02:53

ジェット☆ダイスケ

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