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放射能の情報に馴れてしまうという怖さ

状況が良くなっているわけでもないのに、過度の情報により「放射能」という言葉には馴れてしまっているという恐ろしさを感じる

東北関東大地震については、発生時まったく不安はありませんでした。

当時、東京で本震を食らったのですが、最初から横揺れだったので東京直下ではなく「ちかごろ多い宮城あたりだろうな」と思って、揺れてる最中でもさほど不安ではなかったのです。むしろ大阪で食らったあの地震のほうがよっぽど怖かったくらいだし。

さすがに不謹慎かなと思って公開してないですが、満面の笑みで余震を撮影してたりしましたから。

で、次第に報道などで被害のほどが分かってきてこりゃ一大事だなと。しかしそこに至っても、やはり震源から遠いところに住んでいるとあまり不安にはならなかったんです。一大事なんですけど遠方の地震ですので、このあと東京までなにか大被害が及ぶことはなかろうと。

ここまではあくまで地震だったんですよね。

ところが後日、原発事故という問題が浮上し始めてから不安でしかたないわけですよ。おそらく大多数の都民にとってはここが本当の意味での震災スタートではないかと。こりゃあ被害がこっちまで及ぶぞと。

さてこれはどう生きのびるべきかと考えるじゃないですか。しかしどうにも考えがまとまらない。そりゃあ情報が錯綜してるからそんなものですわな。

すると今度は不安からか、悪夢を見るようになったというわけです。

大きな余震でもグースカ寝てたというのに、原発事故で悪夢を見て目が覚めるようになってしまったのです。そりゃあもうひどい悪夢ですよ。

あるときは大量被爆してしまうという具体的すぎる夢。またあるときは駅前にタキシードを着た巨大バッタがいて、朝の出勤ラッシュのひとびとを次々にパクパク食べてしまうというトラウマになりそうな映像。

しかしそんな悪夢も今は落ち着きました。

原発とか放射能についての理解はさほど変わってないです。政府の発表で安心できるほどの人間でもないです。しかし落ち着いてしまったんですねえ。

なぜか?

放射能とか放射性物質とか放射線とかヨウ素とかセシウムとかシーベルトとかグレイとかベクレルとかぽぽぽぽ〜んという言葉に馴れてしまったんですね。

こりゃ情報ジャンキーのあとで読むやリブログとまったく同じ状態じゃないかと思うのです。

放射能そのもの自体よりも、放射能という「言葉」によって脳内がすでに満たされてしまって、なんだか麻痺してるんですよ。危険なことに、放射能という存在を日常に取り込んでしまった、それも脳内のほうで先に。

現実のほうはどうかといえば、事態はよくなるどころかまったく先行き不透明でして、水道水がベクレルしてたり、燃料棒がポロリしてたり、作業員がシーベルトしたりと混迷。

にも関わらず、言葉や情報に馴れてしまうことで、放射能という存在に馴れてしまってる自分があります。これは本当に怖いこと。



投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年3月26日 07:12

ジェット☆ダイスケ

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