ヒトは社会的動物だから、震災復興の課題が多々あるんだろうな
いま山のふもとの実家にいるんですけども、この街、過去に熊が出没して人も死んでるんですよ。
リンク:本当にあった怖い話(幽霊じゃないよ)
今のところ放射能だの地震だのに全く影響されてないと言ってもいいこの場所で、いちばん怖いものといえばクマです。
クマ!!
こないだアニメ作家のThe BERICH 宮坂さんと呑みに行ったんですけども、そこでもクマ出没の話になり、もう冬眠前の時期だけじゃなくていつ出没してもおかしくないみたいな感じで....怖ェ
せっかく星がきれいなので勝手口のとこに三脚たてて撮影してるんですが、怖くてそれ以上遠くに行けないの。だって、ここも前回のクマ騒動でクマが歩いたとこだからさ(汗)
あ、東京が原発事故の影響で街頭を節電してると言ってもね、田舎より30倍は明るいよ。だって田舎なんて街頭があってないようなものだからさ。そんで懐中電灯必須なんだけど、以前のクマは樹に登ってるとこライトで照らされて驚いてアレになっちゃったらしいのね。だからおいそれと出歩けない。
でさあ、なんでそういうとこに住んでるんだろう?という疑問は当然のように出てくるんだけど、結局いろいろ考えて行き着くのがコミュニティってやつなんだよね。
コミュニティ縛りというわけじゃないけど、この共同体からポンっと抜けるのは難しくって、それは「クマが出るから逃げるわ」というベクトルではなくて「クマが出るから皆で解決しましょう」ということなんじゃないかなと。ここ重要。
コミュニティだからこそのソリューションてのがあるわけですよ。
そう考えると東日本大震災の被災地で、市長が音頭とって街ぐるみで埼玉だかに移転しちゃったとこあったでしょ。ああいうコミュニティを崩さないままという必要があるんだなと。
それで、震災の復興にあたっては『銚子電鉄本にあったコンパクトシティ構想を被災地の復興に活かせないだろうか』というのをツイートしてみたんです。ちょっと賛同いただいたりしたんで、やっぱりそうなんだろうなと思ってたんです。※ 銚子電鉄本については「「がんばれ!銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり」読後感」をご覧ください。
それでコンパクトシティの一事例という視点で富山市を歩いてみて回ったんですが、これが実によくできてます。よくできてますけども、これは壊れてない街の改良案ですから被災地復興とはまた別物なんですね。
で、農村漁村のコミュニティというのがどうなってるかというと、そりゃもう土地縛りで成立してるようなものですから、そこを新しい視点で再構築するとなるともしかしてコミュニティ解体を大きくはらんでるよなと気付きました。
それで何か案があるというわけではないのですが、いろいろと今後も難しい課題をたくさん突きつけられるんだろうなと思いました。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年4月13日 03:26