毎日新聞コラムで原発「止めなければならない」
マスコミがどこも原発擁護というわけではないのかもしれません。毎日新聞コラム風知草にて「浜岡原発を止めよ」山田孝男
電力会社CMからの広告収入が多いということで、テレビ番組で原発を糾弾することが難しいのは分かります。(ただし報道ですら「メルトダウン」という語句を避けるなど消極的姿勢なのは理解しかねます。)
そのおかげでマスコミ全体が原発擁護なのかと思いこんでいたのですが案外そうでもないのかもしれません。毎日新聞ブラボーと叫びたい。以下のリンク先のコラム
風知草:浜岡原発を止めよ=山田孝男 — 毎日jp(毎日新聞)
中部電力の浜岡原子力発電所を止めてもらいたい。安全基準の前提が崩れた以上、予見される危機を着実に制御する日本であるために。急ぎ足ながら三陸と福島を回り、帰京後、政府関係者に取材を試みて、筆者はそう考えるに至った。
という書き出しになっています。
「新聞で書いてくれませんか」などのくだりも興味深いのでぜひご一読を。社説ほどではないにしろ、こういったコラムで書くということは、社としての意見や姿勢も反映されているいうことですよね?そして中央公論5月号からの引用として挙がっていた以下の個所は見過ごせないですね。
「在日米軍の横田・横須賀・厚木・座間などの基地も機能を失い、国際的に大きな軍事的不均衡が生じる......」
どうも日本という国だけでは止めるところまで行かない、何にしろ止める勇気のある政治家がいたことがない。常々そのように思いますので、このことを声を大にして諸外国へと訴えていけば、外圧でどうにかしてもらえるかもしれませんね(笑)と期待してみます。
まあその前に我が国の報道機関が正常に機能していれば言うことなしだったのですが。ともかく口火を切ってくれた毎日新聞は大英断だったと思います。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年4月19日 21:45