トップが駄目な組織について15秒ほど考えてみた
おしっこしてる最中にふと「経営陣がまるでダメな人たちで云々」と愚痴をこぼしてた知人のことを思い出しました。
ですので、おしっこしてる最中の15秒ほどだけ、トップが駄目な組織について考えてみました。
トップが駄目な組織というのはWW2などを見ても日本のお家芸ではないかと思えるわけですが、その害って何でしょうか?さくっと思い付いたところで以下のふたつ。
(1)組織自体が立ち行かなくなることも。
(2)下にいる人が大変な目にあうことも。
前者はトップご本人も大変な目にあうかもしれませんが、後者は直接的にはトップご本人に害はなさそうですね。つまり、うまく行ってる間は少なくともご本人はホクホク顔でいられると。
さてダメ人間といえば野比のび太ですが、ドラえもん第一巻によれば1988年、彼は就職できなくてやむをえず自ら起業します。そして1995年に倒産します。
起業から3年ももたない会社が多いというのになんと、のび太のくせにおよそ7年も立っていますね。
ま、漫画なんて作り話ですからそんなのどうでもいいんですけど。しかしダメ代表ののび太ですら起業するわけです。そのプロセスが実に面白くて「就職できなかったから」仕方なくなんですよ。
つまり読者である一般的なチルドレンの潜在意識として、優秀な人はいい会社に就職できるという認識があって、そうでない人もそれなりに就職できるんじゃないかと思ってるわけです。それすら無理だった場合の手段として「起業」があるんですよ。藤子先生のアイロニー的なユーモアセンスだとしてもね。
これとても良いことじゃないですか。
トップが駄目というのにも色々あるでしょうけども、少なくとも中小ベンチャー企業レベルでそれを言うならとても良いことじゃないでしょうか。
だって、駄目な人にも起業する自由が許されているんですからね。市場は淘汰するのかもしれませんが、社会は選民していません。嗚呼なんていい国に暮らしているんだろう。なにもかもダメだったら起業すればいいんだぜ?というところまで15秒くらいで考えて、トイレを後にしましたとさ。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年4月26日 09:30